サイエンティスト・トーク 「細胞、からだ、私。　― 医療を選ぶ日までに聞いておきたい『細胞』のはなし」

近年、再生医療が注目を集めています。怪我や病気で損なわれた機能を「細胞」の移植や活性化によって補うという考え方の新しい治療法です。将来だれもが受けるかもしれない再生医療。医療を選ぶその日までに、再生医療とはどのようなものか、そこで使われる「細胞」とはどのようなものか探ってみませんか？単なる「小さな丸い袋」と思われがちな細胞の知られざる一面に迫ります。

※浅島氏に総合監修をいただいた当館新展示「細胞たち研究開発中」（3月20日オープン）も是非ご覧ください。

■講師
浅島 誠 氏((独)日本学術振興会・理事、東京大学名誉教授、産業技術総合研究所・名誉フェロー)

東京大学理学系大学院博士課程修了。横浜市立大学理学部教授、東京大学大学院総合文化研究科教授を経て、2003年同研究科長。2005年日本学術会議副会長、2007年東京大学副学長・理事を務め、現在は（独）日本学術振興会・理事（2011年～）、（独）産業技術総合研究所・名誉フェロー（2013年～）。博士(理学)。
専門は発生生物学。発生において細胞の分化を促すタンパク質「アクチビン」の発見者として知られる。