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【2014/9/11配信】開沼博×西田亮介「若者が働けない社会――気鋭の社会学者による『未来の変え方』徹底討論!」 @kainumahiroshi @Ryosuke_Nishida

CH有料
(3時間31分)

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6月に刊行された、工藤啓+西田亮介『無業社会――働くことができない若者たちの未来』が話題を呼んでいる。

本書のテーマである「若年無業者」とは、
学校に通っていない独身者で、ふだん収入を伴う仕事をしていない個人のこと。
日本国内で200万人を超え、15歳から39歳までの若者のうち16人に1人を占めるという。
人口減が問題となるなか、これだけ大量の若い労働力が活用されず、場合によっては福祉の対象となっていることは、日本社会においてきわめて大きな損失だ。
若年無業者が65歳まで生活保護を受給し続けた場合と、
就労して納税主体に転じた場合の社会が負担するコストの差は、なんと1億5000万円にものぼる。

若年無業者の側も、無職であることを望んでいるケースは少ない。
就職活動の失敗、就労時の挫折、心身の不調、それらに伴う「働く自信」の喪失……など、
さまざまな理由で「無業」状態に置かれている。
上記『無業社会』はさまざまな事例を紹介しながら、
無業者はまったく他人ごとではない、という現実をあぶり出す好著だ。

このたびゲンロンカフェでは、
そんな『無業社会』の著者、西田亮介氏を招き、
同世代の社会学者、開沼博氏と「若者が働けない社会」を主題に公開対談を設定する。

開沼氏は、『「フクシマ」論』に続き、
ホームレスギャル、生活保護受給者、偽装結婚ビジネスなどを丹念に取材したルポルタージュ、
『漂白される社会』を昨年上梓。
そのなかで氏は、自由で平和な日本社会が、周縁的な存在を「漂白」し、「見て見ぬふり」をしていることを指摘している。
若者無業者もまた周縁的な存在のひとつであり、
実際には『読売新聞』の書評欄で『無業社会』を取り上げてもいる。

1983年生まれの西田亮介、1984年生まれの開沼博、若い2人の社会学者が語る、
若者無業者に直面する新・日本社会論。
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