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アギーレらの八百長疑惑にスペイン人記者 「有罪確定は難しいのでは」

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(5時間59分)

mebius
LV19
日本代表が、思わぬ形で揺れている。ハビエル・アギーレ監督がかつて八百長に関わったとして、スペインの検察に告発されたのだ。日本代表の今後を大きく変えかねない事態について、スペインでの現状と展開の見通しを、『GOAL』スペイン版副編集長のルイス・エレーラに聞いた。アギーレ監督がリーガ・エスパニョーラで率いていた当時のサラゴサが、1部リーグ残留のために相手チームにカネを渡して勝敗を左右したとされる八百長疑惑で、スペイン検察は告発に動いた。今月末には合宿を開始し、年明けにはアジアカップに臨む日本代表に突然降りかかった、大きな問題だ。告発が受理されれば、アギーレ監督の進退問題に直結しかねない。現状は進捗状況を見詰めるばかりだが、スペインではどう受け止められているのだろうか。『GOAL』スペイン版副編集長は、こう話をスタートさせた。「この話を始めるにあたり、悲しい現実がある。八百長は毎シーズン、最終節には疑惑が浮上するものなんだ。ただし、決して証明はされないけれど」まずは、八百長に対するスペインの考え方を知るべきかもしれない。「残留を争うチームと何も懸かっていないチームとの間で多くの八百長があることを、一般のファンやメディアはほとんど疑ってはいない。受け入れられてはいないが、ファンやメディア、当局からは『寛容されてきた』という状況なんだ。フットボールの『文化の一部』ということだね。公にそうだと話す人は誰もいないだろうけれど、疑惑の目を向けられている試合の物語は、たくさんあるんだ」そういう土壌があるだけに、メディアも腰が重いようだ。「メディアが今後の予想をするのは難しい状況だ。何しろ、八百長に対する告発が行われたのは初めてのことで、裁判が決着するまで通常は長い時間がかかる」「メディアとファンの多くは、もちろん容疑は事実だろうと思っている。だが、一般的にスペインのメディアはこの問題についてとても慎重で、告発の進捗状況と、容疑がかけられた人々のコメントを報じることにだけ集中している」
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