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終戦記念日企画「二百三高地」/戦争映画連日放送

公式
(3時間17分)

終戦記念日企画 戦争映画連日放送提供:株式会社ドワンゴ
ニコニコ生放送では、
8月15日の『終戦記念日』の特別企画として「戦争映画」を連日放送いたします。


本日の放送
「二百三高地」/1980年


作品情報


【ストーリー】
伊藤は参謀本部次長の児玉源太郎と会見、対露戦の勝算を問うていた。
児玉は早いうちにロシアに打撃を与え、講和に持ち込むしか勝つ道はないと訴えた。
明治三十七年二月四日、御前会議で明治天皇は開戦の決議に裁可を下した。
ここに日露戦争の幕が切っておとされた。日本軍は陸と海で破竹の進撃を開始した。
伊藤は前法相の金子堅太郎をよび、
アメリカのルーズベルト大統領に講和の調停役を引き受けるように説得を要請する。
そうしたなかでも、神田のニコライ堂ではロシア人司祭によるロシア語の講座が細々と続けられ、
出席していた小賀は、そこで偶然にも佐知に出会った。
思いがけぬ再会に、二人の間に愛が芽生えた。
やがて、金沢の小学校教師である小賀も出征することになり、
彼を慕って金沢までやって来た佐知と愛を確かめあう。
小賀の小隊には、豆腐屋の九市、ヤクザの牛若、その他梅谷や米川たちがいた。
戦況は次第に厳しさを増し、海軍はロシア東洋艦隊に手こずり、
陸軍は新たに第三軍を編成、司令官に乃木希典を命じた。
旅順の陥落が乃木にかせられた任務だったが、ロシアはここに世界一という大要塞を築いていた。
ロシア軍の機関銃の前に、日本軍は屍体の山を築いていく。
絶望的な戦いの中で、小賀と部下たちの間に人間的な絆が生まれていった。
しかし、戦いで部下を失った小賀の胸には戦争への怒りと、ロシア人への憎しみが燃えあがっていた。
十一月二十七日、司令部は二百三高地攻撃を決定した。
その日、小賀は捕虜の通訳を命じられたが、
「兵には国家も司令官もない、焦熱地獄に焼かれてゆく苦痛があるだけ」と拒否、
その言葉は激しく乃木の胸を打った。
十二月六日、乃木に代って指揮をとった児玉のもと、二百三高地攻撃が開始された。
戦闘は激烈を極め、乃木は鬼と化していた。
そして、三一五〇名の戦死者と、六八五〇名の負傷者という尊い犠牲を払い、
二百三高地はおちた。しかし、小賀たちの一隊は、ロシアの少年兵との激闘の末、戦死してしまう。
一ヵ月後、旅順は陥落、これが翌三十八年三月の奉天大会戦の勝利、
さらには日本海大海戦の勝利へとつながった。
翌三十九年一月十四日、乃木は天皇はじめ皇族、元老が居ならぶ前で軍状報告を行なったが、
復命書を読み進むうちに、小賀や多くの兵のことが心をよぎり、落涙を禁じえなかった。...

【キャスト】
仲代達矢、あおい輝彦、新沼謙治、夏目雅子

【スタッフ】
監督:舛田利雄
脚本:笠原 和夫
(C)東映

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