世界各地の伝統色、ルーツ色のある音楽を紹介している
ワールドミュージックシリーズ。
今回は30回記念特別編として、
日本も含めた世界各地の音楽に精通している方々に登場していただき、
お話と演奏を通じて伝統色のある豊かな音楽の響きと多様性にふれていきます。
■コーディネーター:北中 正和(音楽評論家)
音楽評論家。音楽雑誌の編集者を経て、
新聞、雑誌、放送などで世界各地のポピュラー音楽を紹介している。
著書に『毎日ワールド・ミュージック』『Jポップを創ったアルバム69』
『にほんのうた』『ロック スーパースターの軌跡』
『ギターは日本の歌をどう変えたか』など、
共編著に『世界は音楽でできている』『事典 世界音楽の本』など。
ミュージック・ペンクラブ・ジャパン会員、東京音楽大学非常勤講師。
音楽を中心にしたウェブサイトWABISABILANDを主宰。
http://homepage3.nifty.com/~wabisabiland/■案内役:ピーター・バラカン(ブロードキャスター)
1951年イギリス・ロンドン生まれ。ロンドン大学日本語学科を卒業後、
'74年に音楽出版社の著作権業務に就くため来日。
現在フリーのブロードキャスターとして活動、
「Barakan Morning」(インターFM)、「ウィークエンド・サンシャイン」(NHK-FM)、
「CBS60ミニッツ」(CS ニュースバード)、
「ビギン・ジャパノロジー」(NHK BS1)などを担当。
著書に「ラジオのこちら側で」(岩波新書)、
「ピーター・バラカン音楽日記」(集英社インターナショナル)などがある。
JASRACメンバー。
http://peterbarakan.cocolog-nifty.com/■演奏 : Saigenji(シンガーソングライター)
1975年生まれ。沖縄~香港~沖縄~東京育ち。
9才の時に「コンドルは飛んでいく」に感銘を受けケーナを始める。
南米の民族音楽フォルクロ-レやブラジル音楽を中心に
SOULやJAZZなどありとあらゆる音楽を吸収した、ギタリスト、シンガーソングライタ-。
http://saigenji.com■演奏:John John Festival(アイリッシュバンド)
2010年1月結成。イギリスの隣の小さな島国、
アイルランドの音楽を演奏するjohn*(フィドル)、
annie(ギター)、トシバウロン(バウロン)の3人組ユニット。
奏でる音楽はリズムやグル―ヴ、優しさ楽しさ、時に哀しさに満ちている。
'12年3月、2nd album『歌とチューン』をリリース。
森のカフェフェスinニセコ、Life is beautifulなど野外フェスにも多数参加。
北海道から九州まで全国ツアーも毎年行っている。
サポートメンバー:田嶋ともすけ(drums,percussion)、
中原直生(uilleann pipes, whistles, 鍵盤ハーモニカ)
http://www.johnjohnfestival.com/■演奏:常味裕司(ウード演奏家)
1960年東京生まれ。日本では数少ないウード奏者。
スーダンのウード奏者ハムザ・エル=ディン氏のもとで演奏法を学び、
'89年よりチュニジアへ渡りアラブ世界を代表するウード奏者、アリ・スリティ氏に師事、
本格的にアラブ音楽を学ぶ。
クウェート、オマーン、カタール、UAEでの演奏など
音楽を通した文化・国際交流も盛んに行っている。
2007年放送のNHKスペシャル[新シルクロード 第2部]の音楽、録音にも携わる。
http://www.oud.jp■演奏:OKI
1993年より樺太アイヌの弦楽器トンコリの再生に取り組み、
新しいアイヌ音楽を創造し世に送り出すレーベル CHIKAR STUDIOを設立。
20タイトルの作品をプロデュース。WOMADなど海外のフェスティバル出演多数。
OKI DUB AINU BANDのリーダー。トンコリは自ら製作している。
http://www.tonkori.com/■演奏:MAREWREW
アイヌ伝統音楽を現代に伝えるアイヌ音楽の代表的存在。
2012年に2ndアルバム『もっといて、ひっそりね』を発表し高い評価を得る。
海外フェスティバルからも注目され、
‘13年はノルウェー、エストニア、ハワイのフェスに出演した。