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【2/15収録】村上裕一 「ノベルゲームの思想」第1回(全3回)

CH有料
(1時間29分)

ゲンロン完全中継チャンネル提供:合同会社ゲンロンカフェ

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※都合により放送時間を変更しております。ご了承ください。
(店舗でのイベントはございません。動画配信のみ行います)

ノベルゲームとは文字通り、「ノベル」でも「ゲーム」でもあるのと同時に、「ノベル」でも「ゲーム」でもないものとして、20世紀末前後においてあたかも文学の先端を担うかのごとき特殊な熱狂を集めた。
なぜか。それは恐らく、コンピューターという新しい「カミ」が、いま一度物語に文学的生を繰り返すことを許したからだろう。ごく僅かな期間ながら、ノベルゲーム史は間違いなく存在している。そこではシミュレーション(ゲーム)が物語(ノベル)を獲得し、物語がシミュレーションを忘却していく様子が描かれ、ついにはシミュレーションを内面化した物語が登場するに至る。作品の形式化が極まるとその抵抗として説話要素やコミュニケーションの強調が始まる……なんと文学史的なことか!
 とはいえその退潮は市場規模からも明らかであり、ノベルゲームは歴史的役割を終えつつある。ではその役割とは何だったのか。そしてノベルゲームは何を残したのか。本講座ではかようなノベルゲーム的論点を「思想」の問題として考察していく。

※実際の放送は2時間程度の予定ですが、延長の場合に備えて画面上では長めに設定しております。イベントが終わりしだい放送も終了しますのでご了承ください。
※講義開始後5分程度のところから動画が始まっています。あらかじめご了承ください。
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