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連鎖する貧困 それぞれの実情

CH
(30分)

「居酒屋空間」運送屋チャンネル提供:株式会社青木商事
貧しさから抜け出せない「貧困の連鎖」。若者や子どもに焦点をあて、その実情を探る

貧しい家庭に生まれた子は、貧困を理由とするいじめや不登校で学習の「機会の平等」を奪われることが少なくない。安定した職に就けず、貧困が連鎖。厚生労働省によると、生活保護受給者のうち親も受給者だったのは約25%に上る

国連児童基金(ユニセフ)が昨年公表した子どもの「相対的貧困率」の国際比較は、大きな波紋を広げた。所得面で標準の半分以下の世帯に育つ子どもの割合を指すが、日本は6人に1人の15%。先進20カ国の中では4番目に高かったという

ようやく子どもの貧困に政治の目が向けられるようになったのは歓迎したいが、安倍政権による生活保護費の引き下げによって子どものいる貧困家庭が特に収入減になることも指摘しなければならない。子どもや弱者に手厚かった民主党政権の施策を否定しようとするあまり矛盾に陥ってはいないか。もっと大局観に立った次世代支援を期待したい。どんな家庭の子も努力次第でチャンスをつかめる社会でなければならない
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