【高齢化】「高齢受刑者について」Today's Navigator/Pedion(政治生主)

第8回目のテーマは「高齢受刑者」についてです

全国の刑務所に入所している60歳以上の人は、おととし、9800人あまり。10年前の2.5倍に増え、受刑者全体のおよそ14％を占めています。そこには、孤立したまま社会に出ざるを得ない、年老いた受刑者たちの姿がありました

運動場に向かう受刑者の行進。列は乱れ、必死についていく姿が見られます。高齢者を中心としたグループです。車いすで移動する人。介助しているのも、高齢の受刑者です。本州最北端、700人近くが入所する青森刑務所です。受刑者の5人に1人が60歳以上。全国で高齢化が最も進んだ刑務所のひとつです

刑罰として課せられる作業も変化しています。15畳の畳を敷いた特別な部屋。高齢の受刑者が折っているのは、果物を入れる網です。技術も体力もないため、簡単な仕事しか、させられません。転倒を避けるため、座っての作業も認められています。

なぜ、刑務所に入る高齢者が増えているのか。大きな理由は、罪を再び犯して刑務所に戻ってくる高齢の受刑者が後を絶たないことです

罪を再び犯し、刑務所に戻る高齢者たち。満期で刑を終えたものの、5年以内に、刑務所に再び入る高齢者の割合は、およそ70％にのぼります

そこで、リスナーや凸者さんと交えて「高齢受刑者」について考えてみようと思います

【Question】

❶「老人受刑者優遇されすぎと考えるか」「老人福祉と考えるか」という問題

❷人にとって塀の中の生活が塀の外より楽という問題

❸受刑者増加で刑務所不足の問題
(その中でも老人や知的障害者の施設等特別な刑務所が不足)

❹その他皆様が疑問に思うこと

放送主/Pedion「みんなの広場」/co226870