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巨大生物&変なモンスター特集 映画「メガ・パイソンVSギガントゲイター」鑑賞会

公式
(1時間34分)


突っ込みどころ満載!!
Z級映画特集 巨大生物&変なモンスター13DAYS!!



映画「メガ・パイソンVSギガントゲイター」


骨を砕き獲物を飲み込む、獰猛なパイソン。
全てを噛み砕く最強の捕食者、アリゲイター。
地球生態系の頂点が決まる!!


●Z級映画評論家 中野ダンキチのコメント(※プロフィールはページ下へ)
また出ました”メガ”作品。
「メガ・ピラニア」「メガ・シャークVSクロコザウルス」同様、
こちらもアサイラム製作の巨大化した動物作品です。
今回は”デカいヘビ”と”デカいワニ”の91分一本勝負!
しかし展開は、シリアスなパニックものと思いきや明らかにコメディ路線。
巨大化の理由は、ヘビを駆逐しようとワニに成長ステロイドを注射した鶏肉を食べさせる。
しかしそのワニが生んだ卵をヘビが食べてしまって大きくなる。
…という流れですが、この成長過程がプロモーションビデオのような映像に
音楽を合わせてズンズンと大きくなる。このエクササイズ。明らかに狙ってます!
また、女同士の激しいつかみ合いのケンカの後ろではワニ&ヘビが粛々と人々を襲う。

巨大化した蛇が列車を丸呑み。
そしてご丁寧にアサイラムロゴを入れた飛行船には噛みついてブシューと飛んでいったり…。
そして見逃せないのは、全編でかなりの頻度で登場する車やヘリなどの操縦シーン。
最近では中々お目にかかれなくなった、明らかにそれとわかるスタジオ撮り。
どこまで真剣に作っているのかがわからないのですが、
製作チームがとにかく楽しんで作ったのが画面から伝わる、ユル~いコメディタッチの仕上がりです。
深く考えることは禁止!ラストは「えっ!?」となる肩透かし。
どうぞ笑いながら、あちこちツッコんじゃってください。

●要注意ツッコミ増量時間帯
36分頃 ワニとヘビの巨大化エクササイズ
59分頃 女同士のケンカ。その後ろでは…
65分頃 ヘビによる列車丸呑み&飛行船かぶりつき


●STAFF&CAST
監督:メアリー・ランバート
ニッキー(山像かおり)…デボラ・ギブソン「メガ・シャークVSジャイアント・オクトパス」
テリー(勝生真沙子)…ティファニー「メガ・ピラニア」
オーティス(堀之紀)…A・マルティネス
アンジー(藤生聖子)…キャスリン・ジューステン「デスパレートな妻たち」
ジャスティン(松本大)…ケアリー・ヴァン・ダイク

●STORY
テリーが保護官を務めるエバークルーズ公園では、ワニが巨大なヘビに喰い殺されるという事件が頻発していた。
テリーは、環境保護活動家のニッキーの反対を押しのけ、ハンターたちにヘビ狩りを解禁する。
だが、テリーの婚約者であるジャスティンがヘビの犠牲となったことによって、事態はさらに悪化の道を辿る。
正気を失ったテリーが「筋肉が無限に成長する薬」をワニに与え、
巨大化したワニとヘビを対決させようとしたのだ。
だがその薬は未だ完成されておらず、ワニとヘビは急速に巨大化。
公園を飛び出し市街地へと向かい、被害は甚大なものとなっていった。
果たしてこの未曾有の巨大生物の襲来に、終焉は訪れるのか…。

(c)2011, NON-NATIVE SPECIES, LLC. All Rights Reserved.


●Z級映画ってなんだ?(by中野ダンキチ)
A級やB級ってのは聞いたことがあるけど、Z級って何?
そんな風に感じる方も多いでしょう。
元々映画界では、A級、B級というのは、予算を表す言葉として使われてきました。
しかし現在ではB級映画と表記していると、予算だけではなく、
ちょっと”ワケあり”だったりするときに用いられているようになってきています。
その流れを受けて、『Z級映画』といえば推して知るべし…。
『大いにワケあり』とお考えいただければと思います。
しかしそのZ級。もちろん定義も色々あるかと思います。
今回は私なりのZ級映画判断基準、思わず『ヒドい!』という言葉を
使いたくなってしまう作品をチョイスさせていただきました。

その中でも特集テーマは巨大生物&変なモンスターが登場する作品。
王道のカルト作品と呼ばれるものから、タイトルだけでも何コレ?
ってなってしまうものまで様々です。

眉間にシワを寄せて見れば「つまらん」なんて切り捨ててしまうかもしれない作品でも、
「ヒドイ」っていいながら笑ってしまえば話は別。
見方一つで楽しさは変わります。
また、その感覚は一緒にご覧になる人が多い中で共感できれば、さらに倍増します。
至極の13本。
どうぞご遠慮なく「ヒドい!」とツッコミ入れつつ、お楽しみ下さい。
普段は傍観者のアナタも、今回ばかりはどうぞご参加を!!



●中野ダンキチ

「シベリア超特急」に魅せられ水野晴郎事務所入り、
以降最後のスタッフ兼出演者として活躍の後、Z級映画評論家として独立。
未公開映画・Z級映画作品を紹介することをライフワークとし、
各種マスコミ媒体への出演や映像製作、イベントなどを行う。
2006年より「ブラボー映画グランプリ」と称し、1年の総決算として独自見解の賞を選定している。
特に、”ヒドい”とする作品のチョイスと独自観点の作品の楽しみ方に定評がある。
現在放送中のFMヨコハマ「Unfactory」(毎週水曜 26:00~)では、
ラップで映画を紹介を行うなど、これまでにない映画の紹介方法にもチャレンジ中。

公式WEBサイト http://eigax.com/