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    世直し宣言 一、神々の主宰、司どりに依(ヨ)って、大宇宙、大自然の創造造化、運行運営となり、其の内には森羅万象万有、生物物体、そして人間に到るまで生成化育され行くものなり。 その総てを天照皇大御神(アマテラススメラオオミカミ)に帰一し奉り、天津神、国津神、八百万の神々を仰し感謝し奉るのであります。 そして、太陽の普(アマネ)く照らす御心を心として天業を翼賛し奉ります。 ー、神と大自然と人間とが一体と成った世を、即ち、太陽の普(アマネ)く照らす御光をかかふりて、月星の巡りの下で、大地を土台として、大氣を息吹きして、大自然の仕組み結合の中で、神の子人間同士が嘘も隠しもない、真実の世を作ることを目的といたします。 一、惟神(カムナガラ)、随神、神ならひ、修得(カミナラヒ)、元意、本意、真理、原理、道理を形作り、体現(タイアラハシ)たる表現を大宇宙、大自然の法則と申し上げます。 則ち人間国家社会の生活の基本となる可き大宇宙、大自然の法則に即応したる人間生活を此(コ)の地球上に実現せんとする、即ち惟神の実現を以て、我々の大使命といたします。  明治維新は、尊皇攘夷、討幕を以って成就しました。 廃藩置県、士農工商は平等となり、国民皆兵、富国強兵をもって新日本の大改革が成り、近代国家として、鎖国から開国へと発展しつつ一大躍進を遂げたのでした。  そして、国を挙げての外国模倣追従、一にも二にも文明開化を以って、歴史が物語るごとく現代日本に成長をとげたのであります。  令和の維新は明治維新の総仕上げであり、まさに尊皇攘夷であります。  封建政治は武家と、外来宗教とが結ばれて、知恵者と武力に依って覇者となり、幕府と将軍が成り立っていました。  宗教的政治形態なれば幕府や将軍が成立しますが、神道に基づけば絶対に成り立ちません。  それは、大宇宙、大自然の法則に反するからであり、即ち惟神(カムナガラ)の大道に反するからであります。  如何なる聖人、哲人といえども、人間が人間を支配する事はなりません。  人間の作った宗教や学説では、人間社会は成り立ちません。  変化変動を以っての宗教や思想、主義によっては、現世は救われません。  物欲偏重の力作用が続く限り、人類の平和や幸福は成り立たないと存じます。  万象万有の総ての物事は神々の所造であり、特に人間は、神々の別命霊魂(ワケミタマ)であり、神々のお生みになられた神々の子であります。  その神の子人間が地球上において生活が営められるように、一切の事象事物が整えられ、最後に人として万物の霊長たる人間が、神界より現身(ウツシミ)されました。  神々が神界に於て神産巣日(カミムスビ)され、仕組み結合、造化造作されたる総てを、神界の隠(カク)り世(ヨ)から現世(ウツシヨ)に現身された、元意、本義、真理、原理、道理が現実の人間社会であります。  神々の造化生成されたる総ての事物は、人間には絶対に出来ないのであります。  神々の別命霊魂であり神の子としての人間に意志、使命を授けて、神写(カミウツ)しに映(ウツ)し、現身(ウツシミ)されたる姿が現世の人間なのである。  人間に依って進歩、発展、開発も成るのである。  この様なる人間の偉大さに自覚しなければなりません。  即ち、神の子とし、この魂に自覚することであります。  明治維新に引続き、令和維新の目的は、外来宗教と思想、主義等々、我が皇国国体を冒涜し破壊せんとする者共を排撃し追放して、国論統一を以って、皇国の改革を行うべきであります。  人間の造った宗教や思想・主義では現世は救はれません。  人類の大平和は、大宇宙、大自然の法則に即応したる人間生活をこの地球上に実現展開せんとする、即ち、惟神(カムナガラ)の大道の実現であります。  大元の命の発動に依って、五柱別天津神、神代七代の十二柱の天津神、高貴三神、地神五代、御歴代、皇国日本天皇は天津日嗣(アマツヒツギ)の命詞(ミコトノリ)を奉り、大宇宙、大自然の大生命の中心をなす御位(ミクライ)を以ってあらせられるのであります。  神々の主宰、司どりに依って、大宇宙、天と地、大自然の創造造化、運行運営となり、その内に万有も人間も生成され行くものであります。  その総てを皇命(スメラミコト)「すめらせ賜う現人神(アラヒトガミ)」を、天皇陛下と申し上げるのであります。  天皇陛下の御位(ミクライ)は如何なる者でも侵す事はなりません。  天皇陛下が天(アマ)ヶ下(シタ)を白(シロ)し召される根本義は祭政一致であらせられ、下万民は、天業を輔翼し奉り、君民一体となった国柄を皇国と申し上げるのであります。  祭政一致とは、神事祭式作法を祭と申し、神事行政法を政と申します。  神事祭式と神事行政とを仕組み結合の意(ココロ)と氣(チカラ)の働きを法と申します。  皇国の国体は、神と大自然と人間とが一体と成った国、即ち、祭政一致の根本義を以っての国柄であり、日本文化は、神社文化として栄えて来たのであります。  国家の仕組み結合の組織は神社を中心として集い議(ハカ)るを以って、神倣(ナラ)いに習(ナラ)われた神結びであります。    高天ヶ原より神人祖人が天降り、国の造等(ミヤツコ)や連等(ムラじ)となり、氏を起こし、郷土を開発したのです。  その氏族の祖人が、ひとりひとりの男女が和合して一家を成し、子を産み、子々孫々と繁栄したのであります。  そして、その地を造られた産士(ウブスナ)の神、その土地を開発された氏(ウジ)の神をもって、箇々なる一家の代表たる主人が集いまして集落の会合で議る事、これが家族制度であり、氏子制度であります。  日本全土の津々浦々に到るまで神社氏神が建てられた組織を以って、令和維新の根本義とすべきであります。 以上、世直し宣言とする。

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