皆さん、こんにちは。2011年12月27日に誕生したばかりの「東京ローラーガールズ」(TRG=Tokyo Roller Girls)代表のビバリー・コンラッドです。 私とジェニファー・モレッティが中心となり、2010年7月に、平面トラックを使用する女性ローラーダービーチーム「横須賀スシローラーズ」(Yokosuka Sushi Rollers)を立ち上げました。ローラースケート靴を初めて履く女性たちも続々と加わり、定期的な練習を開始しました。11月からは ローラーゲームで有名な東京ボンバーズの小泉博氏をコーチに迎えて、試合が開催できるよう本格的な練習に取り組み始めました。 しかし、2011年3月の東日本大震災・原発事故により多くのメンバーが一時的に首都圏を離れ、そのため10月までの約半年間は活動に苦労したのです。この時期、横田周辺(東京都福生市)の女性たちが集まり、2番目のチーム「横田スケアリーブラッサムズ」(Yokota Scary Blossoms)を結成しました。 そして10月23日、横須賀と横田の2つのチームは、ハワイから招聘したプロコーチ陣によるキャンプを行い、合同で初めての公開試合を神奈川県逗子市池子の体育館で実施したのです。この試合はチャリティイベントとして開催し、10万円を超える寄付金が集まり、東北の被災地に自転車を贈ることができました。 更に、試合観戦で目覚めた神奈川県座間市・厚木市の女性たちは、第3のチーム「座間キラーカタナズ」(Zama Killer Katanas)を結成しました。こうして「横須賀」「横田」「座間」の3チームは、お互いに切磋琢磨し合い、米国発祥の平面トラック・ローラーダービーを統括する国際競技団体「WFTDA」(Women’s Flat Track Derby Association)への正式加盟を目指し、「東京ローラーガールズ・リーグ」(Tokyo Roller Girls League)を結成したのです。3チームはそれぞれ個別に練習をしつつ、リーグとして、東京ドームシティに2011年12月オープンした「ローラースケートアリーナ」で合同練習を行なっています。 現在、リーグの3チームには、10代から40代の約100名の主婦、学生、働く女性らが所属しています。その内、日本人はまだ数名ですが、より多くの日本人の参加を歓迎します。ローラーダービーは、チームの協調性と連帯感、スポーツマンシップの育成、またスポーツを通じて地域コミュニティの友好促進と発展に貢献することを目指しています。ローラーダービーをプレーする女性は、自ら進んで様々な活動を企画し、女性同士の連携やサポーターとのチームワークを活かしてそれらを実施していきます。 私たちは4番目、そして更に複数のチームの誕生を期待しています。年齢、職業、国籍、ローラースケート経験の有無は問いません。皆さんと一緒に、日本のローラーダービーの歴史を切り開き、日本中そして世界中の女性たちと交流を深め、地元コミュニティの発展に貢献していきたいと思います。 ローラーダービーの目的は、チームの協調性と連帯感、スポーツマンシップとスポーツ精神の育成、また、スポーツを利用した地域との友好関係を築く事にあります。ローラーダービーをプレイする女性は自ら進んで様々な企画を催し、人々の生活を共に明るく活気づけます。 そして、ダービーを通じて女性同士の連帯感、誠実な心、勤労精神、競争精神を育み、家族のようなチームワークを私達の組織で育てる事です。 さあ、ヒールを履き替え、一緒に新しい女性スポーツを楽しみましょう。