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映画「苦役列車」公開記念前夜祭! 監督の激レア過去作品の本編無料放送もあるよ!

公式
(6時間30分)

映画「苦役列車」提供:東映株式会社(苦役列車)
ressha

世間をあっと言わせた西村賢太の私小説「苦役列車」が
まさかの映画化!!!!!

ニコニコ生放送では、7月14日(土)の公開を記念して、特別番組を放送します。
第一部では、監督他、出演者によるトークイベント
第ニ部では、監督の激レアな傑作選を配信します!


■第一部
山下監督の映画への想いや撮影の思い出、キャストのエピソードや、
出演者による映画の見どころ紹介など、盛り沢山の内容のトークショー!

※番組ページ内のメールフォームからも
当日、本人達に聞きたい質問も募集しています。

<出演者>
山下敦弘監督 マキタスポーツ
中村昌也 中村朝佳 辻本耕志 我妻三輪子 松浦祐也


■第ニ部
映画監督・山下敦弘のルーツを探れ!!
「苦役列車」前夜祭・他では滅多に観られない、
山下敦弘監督の激レアな傑作選!!


①「どんてん生活」(1999年 85分)
山下映画の原点。若干22歳にして製作した初の長編作品。
「苦役列車」にも通じる不毛な若者の日常生活を描く傑作!!
※2000年ロッテルダム国際映画祭コンペティション正式出品作品/
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2000・オフシアターコンペ部門グランプリ
≪STORY≫
先の見えない曇り空のような生活を送っている青年・努は、
パチンコ店の前で特大リーゼントの男・紀世彦と知り合い、
彼の仕事である裏ヴィデオのダビングを手伝うことになった。
不思議な存在の紀世彦は元暴走族。別れた妻子がいるらしく、生活費を仕送りしているらしい。
ある日、ふたりへの仕事がなくなった。
その上、努は缶ビールの万引きで捕まり、紀世彦も妻の再婚で子供に会えなくなってしまった。
しかし、それでもふたりは卑屈にならない。今日も今日とて、「幸せになりたい」なんて都合のいいことを考えている。


②「断面」(1998年 18分)
「苦役列車」で描かれる四畳半的世界で山下敦弘監督が自ら主演!!
「どんてん生活」の準備段階で撮影した8mm作品。
山下の俳優演出の原点が彼自身の演技の中に見ることが出来る。
後に映画監督・黒沢清に「傑作だ!」と言わしめる作品となった。
≪STORY≫
二人の青年のほのかで単調な友愛が春夏秋冬を通して描かれ終わると思いきや、ラストに鮮烈な真実が…。

③「その男 狂棒に突き♥」(2003年 38分)
本職は「刑事(デカ)」、アルバイトで「汁男優」をする奇妙な男・尾崎充が、AV撮影現場でも大暴走!
山下監督自らがAV監督に扮して作られ、「苦役列車」日下部正二役の高良健吾も大絶賛の傑作フェイクドキュメンタリー!!
≪STORY≫
AV監督の山下はある日、汁男優であり刑事でもある「汁刑事」尾崎を主演にAVを撮ろうとするが…。
刑事には弱いという新人AV女優とのからみに挑む尾崎。その威圧的な言動とはうらはらに、
何か不自然な態度を取る彼の秘密とは。
そしていよいよという時になって事態は驚くべき「新世界」へと突入するのだった…。


④「ご近所UMAモロベエ」(2012年 47分)
ウェブ初配信! DVDにもなっていない山下監督の激レア作品を紹介!
なお、この映画に登場するモロベエのサポーター、着ぐるみのオーナーも大募集中?!
詳細はこちら
≪STORY≫
北関東にある池山町のとある公園で昔から暮らすモロベエはみんなの人気者。
しかし、時代の移り変わりと共にモロベエの存在を疑問視する声も増えてきていた。
そんなある日、モロベエは一緒に遊んでいた子供に怪我をさせてしまう。
そのことがきっかけで役場から公園立ち退き勧告を受けてしまう。
そして立ち退き期日の朝モロベエ最後の一日が始まる。


⑤「道」(2005年 46分)
ひょんなことから注目され、長編映画を撮ることになった
自主映画監督・野嵜好美を追うフェイクドキュメンタリー。
映画製作に少しでも携わったことがある人なら誰でも経験する面白場面が満載!!
≪STORY≫
映画の崩壊が先か、監督の人格崩壊が先か、道は果てしなく遠い…。
自主映画監督「野嵜好美(のざきよしみ)」の新作映画の制作過程が
某テレビ局のドキュメンタリー番組で特集されることになったが、
番組スタッフたちが撮影現場で目撃したのは野嵜監督と映画スタッフたちの激しく争う姿だった。
スタッフたちの反逆、主演俳優のわがまま、次々と降りかかるトラブルや災難が野嵜監督を心身ともに追いつめ、
やがて映画は崩壊の一途をたどってゆくのだが…。


⑥「不詳の人」(2004年 64分)
ハリウッド帰りの俳優養成塾「Fメソッド」塾長、舟木テツヲの不正を暴く!!
「その男 狂棒に突き♥」の流れを汲み山下監督自らがビデオ会社のディレクターとして出演し、
リアルと嘘の狭間の不思議な世界へ導く快作!!
≪STORY≫
神か、悪魔か、舟木テツヲの大いなる野望がいま現実のものに…。
低予算の企業PRビデオや地方CMばかりを制作している弱小映像制作会社のもとに、
『テツヲ塾』という俳優養成塾のPRビデオを制作して欲しいと依頼が来た。
さっそく撮影を開始したディレクターだったが、とある塾生から塾長・舟木テツヲに関する良からぬ噂を耳にする。
不審を抱いたディレクターが他の塾生たちに塾長の噂に関するインタビューを開始すると、
セクハラや高額な授業料などの犯罪的事実が次々と明らかになり…。


※「ご近所UMAモロベエ」「道」「不詳の人」の三作品はENBUゼミナール(http://enbuzemi.co.jp/)映像俳優コース卒業作品として製作された作品です。



【映画「苦役列車」ニコニコチャンネルはこちら】


【タイムシフト7月14日まで公開中】


≪INTRODUCTION≫
昨年、芥川賞を受賞し、大きな話題を呼んだ小説「苦役列車」。
作者、西村賢太自身を思わせる主人公、北町貫多は19歳の肉体労働者。
バブル前夜の1980年代中盤、浮かれる日本の片隅で、ひねくれた青春を送る貫多の姿を、
独特の文体で綴った本作は多くの熱狂的な支持者を集めた。
2012年、「苦役列車」は映画になる。主演は、森山未來。
昨年、『モテキ』で現代を生きる男子のリアリティを見事に体現した彼が、
屈折しまくり、でもどこか憎めない貫多の一筋縄ではいかない人間像を絶妙の緩急を織り交ぜて妙演する。
メガホンをとるのは、『どんてん生活』から『マイ・バック・ページ』まで、
青春のもやもやを唯一無二の映像で追いかけてきた山下敦弘監督。
可笑しさと切なさ、爆発と静寂、焦燥とやるせなさなど、
相反する感情や状態にさいなまれる若者の肖像を、瞬発力と熟成が同居した筆致で画面に定着させている。
貫多が生まれて初めて友情らしきものを育む相手、同僚の日下部役に演技派、高良健吾。
貫多が心を寄せる映画オリジナルのヒロイン、康子にAKB48の中心メンバー前田敦子。
そして、マキタスポーツ、田口トモロヲら芸達者が脇を固める。
瞬く間に過ぎ去っていくかえがえのない時間。
個性的な主人公を通して見えてくるのは、誰の胸にも憶えのある普遍的な情景である。
いま、ここに青春映画の真新しいスタンダードが誕生した。


≪STORY≫
1986年。19歳の北町貫多(森山未來)は、明日のない暮らしを送っていた。
日雇い労働生活、なけなしの金はすぐに酒に消えてしまい、家賃の滞納はかさむばかり。
いよいよ大家の眉毛もつり上がり、払うか、部屋を出るかの瀬戸際まで追いこまれていた。
そんな貫多が職場で新入りの専門学生、日下部正二(高良健吾)と知り合う。
中学卒業後は、ひたすら他人を避け、ひとりぼっちで過ごし、
ただただ読書に没頭してきた貫多にとって日下部は、
初めて「友達」と呼べるかもしれない存在になる。
貫多には、かつてから恋い焦がれる女の子がいた。行きつけの古本屋で店番をしている桜井康子(前田敦子)。
読書好きの康子は、貫多にとってまさに理想の存在。彼女への思いを日下部に話すと、
適度に世慣れた日下部はうまく仲介して、晴れて貫多は康子と「友達」になる。
でも「友達」って、何だろう――貫多は、自分の人生に突然降ってきた新しい出逢いに戸惑いながらも、
19歳の男の子らしい日々を送るが・・・・・・。


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