徹底解説「テレビが触れないシリアの真実」～子ども虐殺、紛争映像から何が見えるのか～

なぜ、子供が虐殺されたのか？
テレビが触れることのできない、シリアの「今」を徹底解説

シリア西部ホムス近郊フーラ地区で、５月２５日、
女性や子どもを中心に１００人以上が虐殺されました。
国連人権高等弁務官事務所（ジュネーブ）は、
"この砲撃事件は政府側に協力する武装組織によるもので、
砲撃が直接の原因で死亡したのは20人以下。
大部分の死者は銃による「集団処刑」によるものだった"と指摘しました。

同事件で亡くなった人々の痛ましい写真や動画は、
インターネット上で大きな反響を呼んでいます。
しかし、テレビではその残酷さからか、
その詳細が取り上げられることが多くはありません。

今、シリアでは何が起こっているのか？
決して目を背けてはいけない「現実」とは……。

シリア砲撃事件から「テレビが触れないシリアの真実」を読み解きます。

【出演者】
土井香苗
1975年、神奈川県横浜市生まれ。東京大学法学部卒業。1996年司法試験に合格。その後、国内で弁護士として活動。現在、ヒューマン・ライツ・ウォッチ東京ディレクター。

青山 弘之
1968年生まれ。専門は現代東アラブ地域（シリア・レバノン）政治、アラブ民族主義思想。東京外国語大学卒。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程単位取得退学。パリ大学付属在ダマスカス・フランス・アラブ研究所共同研究員、JETROアジア経済研究所研究院を経て、現在、東京外国語大学准教授。主著に『現代シリア・レバノンの政治構造』岩波書店（末近浩太との共著）、History
Does Not Repeat Itself (Or Does It?!): The PoliticalChanges in Syria
after Hafiz al-Asad’s
Death（JETROアジア経済研究所）、「シリア・アラブの春（シリア革命2011）顛末記」などがある。

黒井文太郎
1963年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ（とくにイスラム過激派）、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。



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