近年、欧米諸国のみならず、中国、インド等においても宇宙開発利用が急速に進んでおり、民間及び政府による宇宙活動のリスクを軽減し、宇宙産業・利用の裾野を拡大するためには、国際秩序の構築に加え、国内法による環境整備が急務となっています。 本勉強会では、宇宙法の大家である米ネブラスカ大学リンカーン校・法科大学院のフォン・デル・ダンク教授をお招きし、「宇宙に関する法制度の最新動向」をテーマにご講演頂きます。 同教授には、国際宇宙法や欧米諸国の国内宇宙法の整備状況(特に産業振興・安全保障のための法制度)を踏まえ、日本の置かれている立場を宇宙法の側面から分析頂くとともに、深刻化するデブリ問題等に対応するための国際的な行動規範(Code of Conduct)を巡る最近動向についてお話頂きます。