ニコニコニュース記者も祭りに参加!!
ふんどし姿の男たちが入り乱れる蘇民祭 "密着"レポート
ポスターで話題の「蘇民祭」、その実態に迫る――。
蘇民祭のポスターが「不快感を与える」として
JR東日本に駅での掲示を拒否されてから4年余。
この「掲示事件」が起きて以降、
年々、蘇民祭ポスターへの注目が高まっている。
平成24年の黒石寺・蘇民祭ポスター
一方で、黒石寺の蘇民祭が一千年以上もの歴史を持つ
神聖な祭事だということをご存知だろうか。
五穀豊穣や災厄削除を祈願する裸祭りとして
長年、地域住民に親しまれてきたのである。
蘇民祭とは一体、どんなお祭りなのか?
そして、かつては死者も出たと言う蘇民袋争奪戦とは?
ニコ生運営スタッフが岩手に遠征し、祭りの様子を密着取材。
黒石寺の蘇民祭、その全貌に迫ります。
◆蘇民祭 概要
【裸参り】
川で身を清め「ジャッソー、ジョヤサ」の掛け声で
五穀豊穣、災厄削除の祈願を行う。
【柴燈木登り(ひたきのぼり)】
鐘の合図で行列を作り「イヨーイヨー」の掛け声で行進、
「井」型に組まれた木の上に登って、火の粉を浴びながら山内節を歌う。
【別当登り(べっとうのぼり)】
別当(住職)並びに蘇民袋を持った総代がホラ貝、太鼓などを従え行進。
薬師堂に登ると、厄払いと五穀豊穣を加持祈祷する。
【鬼子登り(おにごのぼり)】
鬼子は七歳の男子二名で、鬼面を逆さに背負って
丈夫な人におぶさり、薬師堂に上る。
【蘇民袋争奪戦】
小間木と呼ばれる小さな木片状の護符を入れた麻袋を
敵の首領の首に見たてて、裸の男衆が奪い合いをする。
小間木や麻袋の切れ端を持っているものは、災厄を免れるという。
蘇民袋の争奪戦を繰り広げる裸の男衆は、
境内から寺の外へと、明け方まで1,2時間余も取り合いを続け、
最終的に麻袋の首を握っている人が取り主(勝者)となる。
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※本番組は録画放送となります。