ノンフィクション作品はどのようにして生まれるのか?
作り手の現場から、未来を考える
部落、犯罪被害者、ペット殺処分、ネット右翼、
風俗街、セックス、宗教、自殺、震災……。
ノンフィクション作品や書き手を通じて、
さまざまな「日本の問題」をお伝えしてきた『ニコ生ノンフィクション論』。
世の中には多くの優れた作品がありますが、
いま私たちが生きている社会にとって、
「ノンフィクション」という表現はどうのような役割を担っているのでしょうか。
そこで、二年目に突入し2012年一回目となる今回は、
そのノンフィクョションを
「作る現場」からの意見をお届けします。
どのようにしてノンフィクションは発想され、取材され、つくられていくのか。
あの作品はどうやって生まれたの?
あの書き手はどうやって取材をしているの?
執筆中のハプニングや、ノンフィクション作家の苦悩は?
そこで今回のゲストは、
ノンフィクション製作の第一線の現場で活躍する、
集英社インターナショナルの
高田功氏と、
講談社 ・雑誌「g2」編集部の
石井克尚氏。
現場ならではの秘話や、
出版不況といわれるなかでのノンフィクションの課題や未来について、
率直に語り合っていただきます。
おすすめのノンフィクション作品も紹介していただきます。
どうぞお楽しみに!
【出演】
高田 功 (集英社インターナショナル)
石井 克尚 (講談社 ・雑誌「g2」編集部)
藤井 誠二 (司会・ノンフィクションライター)
【出演者プロフィール】
高田 功(たかだ・いさお)
1959年生まれ。千葉県出身。85-88年、「週刊サンケイ」編集部(サンケイ出版)、88-94年、「週刊SPA!」編集部(扶桑社)、96年より集英社インターナショナルに入社、「月刊PLAYBOY」編集部を経て、2009年より、同社出版部編集長として、書籍の編集に携わる。主に、ノンフィクションの書籍を担当している。
石井 克尚(いしい・かつなお)
@k_ishii
1981年東京生まれ。京都大学経済学部卒業後、2004年に講談社入社。週刊現代編集部を経て、現在学芸図書出版部に所属。ノンフィクション新機軸メディアG2の編集も手がけている。
藤井 誠二(ふじい・せいじ)
@seijifujii1965
1965年愛知県名古屋市生まれ。高校時代よりさまざまな社会運動にかかわりながら、週刊誌記者等をつとめながら一貫してフリーランスの取材者。ラジオのパーメナリティや報道情報番組のコメンテーターやレポーターもつとめ、愛知淑徳大学非常勤講師として「取材学」を語る。『17歳の殺人者』(朝日文庫)、『暴力の学校 倒錯の街』(朝日文庫)、『人を殺してみたかった』(双葉文庫)、『コリアンサッカーブルース』(アートン)、『文庫版・殺された側の論理』(講談社アルファ文庫)、森達也氏との対話『死刑のある国ニッポン』(金曜日)、『アフター・ザ・クライム』(講談社)、大谷昭宏氏と対話『権力にダマされないための事件ニュースの見方』(河出書房新社)、『三つ星人生ホルモン』(双葉社) 等著書多数。
オフィシャルサイト:
「当事者主義宣言」
ブログ:
「ノンフィクションライター 藤井誠二のブログ」
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@nicorondan
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