「オンナノカラダ」「感じあう、SEX」「オンナの快感研究」……。
雑誌『an・an』のセックス特集から垣間見えるものとは?
「部落」「犯罪被害者」「ペットの殺処分」「ネット右翼」「風俗街が消える」……。
ノンフィクションライターの藤井誠二が、
話題のノンフィクョン作品やテーマを取り上げる「ニコ生ノンフィクション論」。
今回取り上げるのは、
北原みのり氏が今年発表したノンフィクション、
その名も、『アンアンのセックスできれいになれた?』。
これはいうまでもなく、
雑誌『アンアン』(マガジンハウス)のセックス特集のタイトルを冠したもの。
1970年に生まれた雑誌『アンアン(an・an)』は、
リブでセックスを謳歌しようと呼びかけた「反体制的」なファッション雑誌。
しかし、いまや『アンアン』は変化し、
人々の「セックス」や「恋愛」も変化しました。
かつて多くの女性の憧れでもあった『アンアン』が訴えたものとは?
「女はもっと自由に」なんて、もう古い?
現代の日本女性のセックス観に与えた影響とは?
番組では、「セックス特集」が変遷をとげる過程を追いながら、
その変遷の意味や、社会背景、人々の意識のうつろいに迫ります。
ゲストは、
『アンアンのセックスできれいなれた?』の著者であり、
日本で初めて女性だけで運営するセックスグッズショップの代表
北原みのり氏と、
雑誌批評をおこなう
中沢明子氏。
そして司会は、ノンフィクションライターの藤井誠二氏。
番組では、コメントやメールで募集した「若者のセックス観」も紹介しながら、
『アンアン』世代の3人が過激な?トークを展開します。
乞うご期待!
【出演】
北原みのり(フリーライター、ラブピースクラブ代表)
中沢明子(フリーライター)
藤井誠二(司会、ノンフィクションライター)
【出演者プロフィール】
北原みのり(きたはら・みのり)
1970年11月24日生まれ。神奈川県出身。1993年津田塾大学国際関係学科卒業。卒論は性教育。 日本女子大大学院で教育心理学を学ぶ。1994年中途退学。 1995年エロ本の出版社に8ヶ月間アルバイト、その後、フリーのライターになる。95年、友人たちとインターネットHP制作会社「有限会社ユミット」を立ち上げる。1996年、日本で初めて、女性だけで経営するセックスグッズショップ「ラブピースクラブ」を始める。
著書に「はちみつバイブレーション」(河出書房新社1998年)・「男はときどきいればいい」(祥伝社1999年)・「フェミの嫌われ方」(新水社2000年)ほか多数。
女性向けアダルトグッズショップ:
「LOVE PIECE CLUB」
ブログ:
「北原みのり オンナメディアブログ」
インターネットラジオ:
「北原DJ婆星」
Twitter:
@minorikitahara
中沢明子(なかざわ・あきこ)
1969年東京都生まれ。女性誌を中心に、インタビューやルポルタージュを手掛けている。 現在、「マリソル」で書評も担当中。 著書に「それでも雑誌は不滅です! 愛と怒りのマガジン時評100」(朝日新聞出版)など。 『遠足型消費の時代:なぜ妻はコストコへ行きたがるのか?』(共著/朝日新書)が2011年3月発売。
藤井誠二(ふじい・せいじ)
1965年愛知県名古屋市生まれ。高校時代よりさまざまな社会運動にかかわりながら、週刊誌記者等をつとめながら一貫してフリーランスの取材者。ラジオのパーメナリティや報道情報番組のコメンテーターやレポーターもつとめ、愛知淑徳大学非常勤講師として「取材学」を語る。『17歳の殺人者』(朝日文庫)、『暴力の学校 倒錯の街』(朝日文庫)、『人を殺してみたかった』(双葉文庫)、『コリアンサッカーブルース』(アートン)、『文庫版・殺された側の論理』(講談社アルファ文庫)、森達也氏との対話『死刑のある国ニッポン』(金曜日)、『アフター・ザ・クライム』(講談社)、大谷昭宏氏と対話『権力にダマされないための事件ニュースの見方』(河出書房新社)、『三つ星人生ホルモン』(双葉社) 等著書多数。
オフィシャルサイト:
「当事者主義宣言」
ブログ:
「ノンフィクションライター 藤井誠二のブログ」
Twitter:
@seijifujii1965
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@nicorondan
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