リークのための安全地帯?!
財政破綻をしたアイスランドの描くジャーナリスト天国とは?
ずばりと物事の本質に迫るニュース番組として高評価を得る、
アメリカの独立系報道番組
『デモクラシー・ナウ!』。
今月から、この革新的なニュース番組をトークと共にお送りしていきます。
今月の特集は、ウィキリークス。
10月6日の放送では、
「<完全版初公開>アサンジ×ジジェク対談」をお送りしました。
第二回となる今回は、アイスランドが描く「情報ヘイブン構想」に迫ります。
2009年、アイスランディック・モダン・メディア・イニシアティブ
(IMMI:アイスランド現代メディア法案)が満場一致で可決。
そこには国家財政が破綻してしまったアイスランドだからこその理由が……。
この「情報ヘイブン」構想とは、
世界各地の資産家の租税回避の場「タックス・ヘイブン」に対し、
身の危険を犯して告発する人々をかくまい、公開するサーバーを保護するような、
世界規模の「情報公開の逃げ場」を目指すというもの。
人口32万人の国がジャーナリスト保護で国おこし?
アノニマスアナリティクスとは?
そもそも、リークは正しいのか?
番組では、30分ほどのデモクラシーナウ!の特集映像を公開、
さらにスタジオにゲストをお招きし、
ウィキリークス時代の情報の保護と公開について議論します。
今回のゲストには、
ネットジャーナリズムなどを専門分野に執筆活動を行う
津田大介氏と、
社会哲学専門で、早くからウィキリークスに注目していた
塚越健司氏をお招きし、
ウィキリークス後の情報開示についてお話をお聞きします。
司会は、デモクラシー・ナウ・ジャパン代表の
中野真紀子氏。
【スタジオ出演】
津田大介(ジャーナリスト)
@tsuda塚越健司(一橋大学大学院 社会学研究科 博士課程)
@KenjiTsukagoshi中野真紀子(デモクラシー・ナウ!ジャパン代表)
[映像]
エイミー・グッドマン(ジャーナリスト、デモクラシー・ナウ!司会&総責任者)
ビルギッタ・ヨンスドティル (アイスランド国会議員)
※ 映像は、米国Democracy Now!で現地放送用に編集されたものです。
※ この放送のタイムシフト視聴期限は 2011年11月26日となっています。ご注意下さい。
【プロフィール】
津田大介(つだ・だいすけ)
早稲田大学大学院政治学研究科非常勤講師。近年はコンテンツビジネスやネットジャーナリズムなどを専門分野に執筆活動を行う。一般社団法人インターネットユーザー協会代表理事。主な著書に『Twitter社会論』(洋泉社新書)、『未来型サバイバル音楽論』(中公新書ラクレ)など。2月5日に共著の『日本人が知らないウィキリークス』(洋泉社)を出版。
塚越健司(つかごし・けんじ)
1984年生。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程。若手の言論発信空間「.review(ドットレビュー)」の編集。はやくからウィキリークスに注目し、2010年5月頃からメディアにて積極的に発信。共著に『日本人が知らないウィキリークス』(洋泉社)。その他『週刊エコノミスト』『ユリイカ』『週刊 SPA!』『月刊サイゾー』等、さまざまな媒体に寄稿中。
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※お詫びと訂正※
番組中、運営コメントで「正当性=justice 正統性=legitimacy」と表示しましたが、
正しくは、「正当性=justness 正統性=legitimacy」でした。
お詫びして訂正申し上げます。