――――もう二度と戻れない、震災前の日常。
大きな傷を癒すために、何ができるのか?
2011年3月11日、東日本を襲った未曾有の大震災。
日本社会に及ぼした影響はあまりに大きく、
人々に与えた傷は、あまりに深い。
不眠症や悪夢に悩まされる人、
お酒の力を無くしては自分を保てない人、
自分の殻に閉じこもってしまう人や、ひきこもり……。
半年以上が過ぎた今もなお、
多くの人々が悲しみと苦しみを抱えながら毎日と向き合っている。
価値観も人生観も揺るがす歴史的な災害を、
どのように乗り越え、傷を癒すのか?
精神科医にできることとは?
被災者が求める「
こころのケア」とは…?
心理学的、精神医学的な震災へのアプローチの必要性から、
青土社が、マインドサイエンスの総合誌
「imago」を緊急復刊。
これを記念して、ニコ生とのコラボ番組が実現!
番組では、精神科医の
斎藤環氏を司会にお迎えし、
ラカン派の精神分析・社会学研究者である
樫村愛子氏と、
ホームレス支援や被災地でのボランティア活動を行なう
精神科医兼鍼灸師の
森川すいめい氏が、
震災とトラウマ、心のケアについて語る。
【出演】
斎藤環(司会・精神科医)
樫村愛子(精神分析・社会学研究者)
森川すいめい(精神科医兼鍼灸師)
【プロフィール】
斎藤環(さいとう・たまき)
1961年生まれ。爽風会佐々木病院診療部長。専門は思春期・青年期の精神病理学、病跡学、ラカンの精神分析、「ひきこもり」問題の治療・支援ならびに啓蒙活動。漫画・映画等のサブカルチャー愛好家としても知られる。著書に『文脈病』(青土社)、『社会的ひきこもり』(PHP新書)、『戦闘美少女の精神分析』(ちくま文庫)、『キャラクター精神分析』(筑摩書房)ほか多数。
樫村愛子(かしむら・あいこ)
1958年京都生まれ。愛知大学文学部人文社会学科教授。ラカン派精神分析理論による現代社会分析。著書に『臨床社会学ならこう考える』(青土社)、『ネオリベラリズムの精神分析』(光文社新書)ほか。
森川すいめい(もりかわ・すいめい)
2003年にホームレスを支援するNGO 「TENOHASI(てのはし)」を立ち上げ、08年NPO法人化し代表として東京・池袋で炊き出しや医療相談などを行う。09年より世界の医療団 東京プロジェクト代表に就任。
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