気鋭の若手研究者集団、シノドスがニコニコ生放送に登場!
「ニコ生シノドス」第五回のテーマは「若者のための労働市場改革」依然と厳しい日本の労働市場。なかでも若年層の状況はさらに厳しい。
直近の統計では全年齢総計での完全失業率が久しぶりに5%を切る中で、
25歳~34歳の失業率のみが悪化するという、ある意味での異常事態を迎えている。
非正規労働の比率は上昇しており、雇用の「中身」に関しても厳しい状況が続いている。
この状況を打開するための方策はあるのか。
労働市場改革には3つの基本的な方針が提示されてきた。
ひとつは税制や補助金を利用して新たな雇用や採用抑制を減らす一方で、
有期雇用や派遣労働の規制を強化し雇用の中身を改善する方針。
もうひとつは労働市場の規制を緩和し、
人材の流動性を高めることで日本の労働市場の質的な変化を目指すもの。
そしてもうひとつは、景気の回復と経済成長による自動的な状況の緩和をはかるもの。
いずれの論考も3つの基本方針の「配合比率」に大きな差がある。
日本経済、そして若者に必要な改革の最適配合はどこにあるのか。
気鋭の論者たちの熱い議論にご期待ください。
【出演者】
司会:
飯田泰之(エコノミスト)
ゲスト:
城繁幸 片岡剛士【プロフィール】
飯田泰之1975年東京生まれ。エコノミスト。東京大学経済学部卒業、同大学院博士課程単位取得退学。現在駒澤大学経済学部准教授。内閣府経済社会総合研究所、財務省財務総合研究所客員研究員。専門は経済政策、マクロ経済学。主著に『経済学思考の技術――論理・経済理論・データを使って考える』(ダイヤモンド社)、『考える技術としての統計学―生活・ビジネス・投資に生かす』(NHKブックス)、『昭和恐慌の研究』(共著、東洋経済新報社、第47回日経・経済図書文化賞受賞)、『脱貧困の経済学』(共著、自由国民社)など。城繁幸1973年山口県生まれ。コンサルタント。株式会社ジョーズ・ラボ代表取締役。ワカモノ・マニフェスト策定委員会メンバー。東京大学法学部卒業。1997年に富士通に入社。成果主義を導入した新人事制度導入直後から運営に携わった。主著に『内側から見た富士通「成果主義」の崩壊』(光文社)、『たった1%の賃下げが99%を幸せにする』(東洋経済新報社)など。片岡剛士1972年生まれ。慶応義塾大学大学院商学研究科前期博士課程(計量経済学専攻)修了。現在三菱UFJリサーチ&コンサルティング経済・社会政策部主任研究員。専門は応用計量経済学、マクロ経済学。著作に『日本の「失われた20年」-デフレを超える経済政策に向けて』(藤原書店、第4回河上肇賞本賞受賞)など。【Twitterをご利用の方】
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