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オナラ音割れDJ 青木やっちゃん ~三橋美智也、オヨネーズ、ドナ・サマー~

(30分)

yasuyoshiaoki
「これは警告だ」と王子はゆっくりブロンズの笑いを浮かべる――「これ以上はできない――ここでは肉体が流通するのは服が淀んだ貿易肉のスペインと四十二丁目交差点――脚のパターンを走査――放浪球団のパンツ臭――」リーが目覚めると緑の呼吸リズム――エラがゆっくりそよがせる別のタバコの煙を別のエラは宿主に色嵐であわせ――それはパリでは片割れとして知られ甘く腐ってそれは出入りし脊椎液で語り性器下水を交換するゆっくりした紫エラは半覚醒――オルガズム・ドラッグの中毒患者たち――肉ジュースがただれた脊椎の末端下水――荒れ果てのスペインと四十二丁目交差点が大理石肉移植の魚市へ――病気の乞食たちが残酷な白痴笑いを浮かべ性感孔を喰いつつ緑ドラッグを注射――刺す昆虫の痙攣発作――これは警告だ――われわれはできるしない――変わらない――空さえも淀んで腐って溶け――リーが目覚めると別の肉体で見通しは違ってた――その肉体は透明シーツでお終われ緑の霧に溶けつつあった――「じっと寝てろ――待て――肉凍り付き静止――凍結――腕と脚が感じられるまで動くな――忘れるなあの病院内で脊椎麻酔の後でベッドから降りておれのヘロインの蓄えに向かおうとして転んですべって床一面に広がって手足が丸太ブロックみたいになっちまったんだからね」かれは頭を軽く片側に動かした――寝台の列や層――じめじめした缶詰め工場臭――トゲトゲ・セックス・イラクサがかれの股間をかすめると熱い糞が爆発して腿から膝に流れた――「じっと寝てろ――待て――」甘く腐った下痢の匂いが空中を波状に走り抜けた――ほかのみんなは移動しつつあった――幼生の肉がボロ着てぶら下がり――顔紫怒張噴出昆虫性欲ころげまわる糞と小便と精液の中を――「ほかのみんなが何をしているか見て、それをやらないようにしろ(――非常事態における一般命令――)」もう腕は動かせた――アポモルヒネの蓄えに手を伸ばして一握りの錠剤を舌の下にすべりこませた――かれのからだは前方によじれ空になりかれは飛び出して自由になり天井へと漂いのぼった―
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