【香港】警察の紀律を正す、七二一民陣デモ

香港政府は逃亡犯引渡条例の改正案、通称「送中条例」を強行しようとしていた。この改正案の通過で、本来香港を守る一国二制度の最も重要な一環、法律の壁が崩れ、実質に行政長官の一存で、任意の国、特に中国へ香港市民、香港滞在者を移送することが合法的に実現されてしまう。これは、香港の「死」とも言える。

103万人の平和デモ、200万＋1人の平和デモ、制度の不公平の象徴・立法会議事堂への突入、マスコミで確認できただけでも４人が命で訴えた後でも、政府は一向に妥協せず、G20の後、弾圧が強化され、白色テロが続いている。

香港政府は警察を盾にして、警察は暴徒化して、法律・レギュレーション違反の行為で襲ってきて、沙田デモで重篤に至った人が出て、危うく取り返しのつかないことになるところだった。現在の警察監督体制は全くの飾りで、香港警察の規律問題を正すのに独立の調査委員会に他ならない。

逃亡犯条例より、警察の腐敗問題はもっと身近にあって、もう寝耳に水だ。今回は警察・司法問題がメインのデモ。