【宇宙】輸送機「スターゲイザー(L-1011)」＆ペガサスXLロケット／電離層探査衛星「ICON」打上げ【NASA】

アメリカ航空宇宙局(NASA)の電離層探査衛星「ICON」が，Northrop Grumman社の輸送機「スターゲイザー(L-1011)」の胴体下部に取付けられた同社のペガサスXLロケットに搭載され，空中発射で宇宙へ打上げ予定．

輸送機「スターゲイザー(L-1011)」：
Northrop Grumman社が開発した空中発射/実験用の輸送機．
全長53.34m，翼幅47.34m，全高17.01m，質量156t．

ペガサスXLロケット：
Northrop Grumman社が開発した人工衛星打上げ用の空中発射型ロケット．
全長16.95m，直径1.28m，翼幅6.71m，質量23.27t．
構成は，衛星フェアリング，3段目(Orion-38エンジン1基，Al/HTPB/QDL-1)，2段目(Orion-50XLエンジン1基，Al/HTPB/QDL-1)，1段目(Orion-50SXLエンジン1基，Al/HTPB/QDL-1).

電離層探査衛星「ICON」：
Northrop Grumman社が開発した電離層探査衛星．
バスLEOStar-2，本体寸法1.93m×1.06m，太陽電池パドル寸法2.54m×0.84m，質量287kg，発電能力780W，設計寿命2年，4種類の観測機器を搭載，高度575km/傾斜角27°の地球低軌道に投入．
地球/宇宙の気象システムの相互作用，また同作用が上層大気の乱気流を発生させるメカニズム等を調査．
太陽風や下層大気中の気象活動によって引き起こされる電離層の擾乱の影響で，GPS測位や無線通信が乱される可能性がある．　　

日時：2018年11月07日17時00分～18時30分(日本時間)
場所：アメリカ合衆国 フロリダ州 ケープカナベラル空軍基地 発射路 L-1011

映像ソース：
NASA ▶ https://go.nasa.gov/1JrTQSi