美少女ゲーム/ヴィジュアルノベルは、二〇一〇年代の早い時期から確実に衰退している――『ゲンロン8』に掲載されたランディ・アウ「日本国外のヴィジュアルノベル」はこう書き出されている。その衰退に反比例し、海外でヴィジュアルノベルが独自の進化を遂げているというその内容は、多くの読者に衝撃を与えた。
その論考を受け、ヴィジュアルノベルを再考するイベントがゲンロンカフェに登場!果たして日本国内のヴィジュアルノベルは、本当に衰退しているのか。『Fate/ Grand Order』の未曾有のヒットに代表されるように、2010年代はかつて「オタク的」と呼ばれていた想像力が、スマホとともに急速に大衆化していった時代だった。その現在から振り返った時、「美少女ゲーム」と呼ばれていたものの核心はどこにあり、そして今なおヴィジュアルノベルにしか不可能な表現は存在するのか。なにより、ヴィジュアルノベルの未来はどこにあるのか――。
「日本国外のヴィジュアルノベル」の訳者であり『TYPE-MOONの軌跡』の著者でもある坂上秋成氏をホストに、小説家の海猫沢めろん氏、現役シナリオライターのLEGIOん氏をお迎えしてお送りする、必見のヴィジュアルノベルイベント!
ヴィジュアルノベルの軌跡と未来 - ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20180927/