2018年最初の「ニッポンの演劇」は、注目の新鋭演劇作家三人をお迎えしてお送りします。キュイ主宰の綾門優季さん、小田尚稔の演劇の小田尚稔さん、ヌトミック主宰の額田大志さん。それぞれ出自も作風もかなり異なりますが、ここ数年、極めてアクティヴな活動を継続している方々です。今回は特に、演劇の二大要素である「劇作」と「演出」の関係性について、お三方の考えを伺いたいと思っています。なぜなら綾門さんも小田さんも額田さんも、台詞の文体に強い個性があり、そしてその言葉を俳優が発話する仕方についても、非常に自覚的な戦略を持っていると僕には思えるからです。現代日本演劇の最前線で、いま何が起こっているのか、ご期待ください。
(佐々木敦)
現代日本演劇の新潮流– ゲンロンカフェ
http://genron-cafe.jp/event/20180402/