カタルーニャ政府が独立に際して国家版の仮想通貨を導入しようとするという動きが報じられるなど、新たな情報技術が国際政治・経済の分野で大きく注目を集めている。
一方で仮想通貨は投機の対象として扱われ、人類が経験したことのない速度で高騰し続けてもいる。
取引所・コインチェックがサイバー攻撃により500億円以上の仮想通貨を流出させた事件も記憶に新しい。
仮想通貨については先進国といえる日本だが、それでも対応は追いついていない。
果たして今後、仮想通貨はわたしたちの社会にどのような影響を与えるのか。
それをどうコントロールし、いかに付き合っていくべきなのか。
十分な認識が共有されないまま、時価総額だけが膨れ上がってきた。
また、人工知能が急速な成長を遂げる昨今、近く開発される汎用AIが爆発的な経済効果をもたらす反面、人間がこなしてきた頭脳労働は一挙にリプレイスされ、雇用が崩壊するという予測もある。
シンギュラリティは本当に訪れるのか。
それが訪れるにせよ訪れないにせよ、人工知能は社会構造をどのように変えるのか?
気鋭の情報社会学者・塚越健司の司会のもと、ベストセラー『人工知能と経済と未来』の著者・井上智洋と、仮想通貨を支えるブロックチェーンと分散台帳技術に詳しい楠正憲が、新たな技術のもつ意味と可能性を語る。
仮想通貨と人工知能– ゲンロンカフェ
http://genron-cafe.jp/event/20180309/