青森県立美術館にて昨年開催され、この秋IZU PHOTO MUSEUMへ巡回するベトナム戦争を駆け抜けた写真家・澤田教一「故郷と戦場」展。度重なる掲載誌休刊を経て復活したベトナム戦争を描く西島大介の大長編コミック『ディエンビエンフー TRUE END』の刊行。国立新美術館と森美術館で開催されている東南アジアの現代美術展「サンシャワー」や映画『キングコング 髑髏島の巨神』なども含め、私たちにとって近くて遠い東南アジアの歴史や「ベトナム戦争」への注目が今再び集まっています。
澤田教一写真集『故郷と戦場』にも解説を寄せ、『ジャングル・クルーズにうってつけの日 ヴェトナム戦争の文化とイメージ』や『負けた戦争の記憶 歴史のなかのヴェトナム戦争』などの著書で「ベトナム戦争のイメージ」について研究してきた生井英考(アメリカ研究、立教大学教授)、戦前戦中の漫画史の研究で知られる宮本大人(漫画史/表象文化論、明治大学准教授)、『ディエンビエンフー』『ディエンビエンフー TRUE END』作者であり「ゲンロン ひらめき☆マンガ教室」でも講師を務める漫画家・西島大介(『凹村戦争』『世界の終わりの魔法使い』)の三者によるトークを開催。「ベトナム戦争」「澤田教一」そして「ディエンビエンフー」について深く語り合う貴重なトークにぜひご参加ください。
撮る戦争、描く戦争 – ゲンロンカフェ
http://genron-cafe.jp/event/20170915/