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おは レッドブル 買ってこようか 迷ってます 28歳 ゴキブリフリーター 全裸配信 裸のランチ / ウィリアム・S・バロウズ の オーディオブックで英語学習

(18分)

青木やっちゃん
LV4

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物乞いの性質 必要?――欠乏 欲求?――必要 生?――死 アリは主広場に歩み出た――魚臭さとどんよりした目が戸口に――客引きのひわいな身振り――広場からはずれる暗い脇道でアリは古い薬剤師の店らしきものを見つけ窓には色つき液体のびんが並ぶ――小さな黒人が、繊維性腫瘍で曲がった身体で進み出てかれを迎え、尋問をさえずる――かれは二重レンズのめがねをかけていて、それが鼻をずり落ちている――アリは持ってきたビニール袋を取り出し、その中には潰れた灰色の膜が入っている――店主はそれをなめらかな黒い指でつまみ光にかざした――さえずるような声で呼ぶと助手が店の影になった奥から入ってきた――それはでっかいバッタのような生き物で、びんの横を通るにつれて体色が変わる――その目は水晶レンズ――そのペニスは、腹部にのびる長い銀のコードで直立位置に固定されていて、色の流れに応じて閃くような勃起で動く――かれは膜を、その繊維じみた指の切り株にはめる手斧と移植ツールにはさんだ――かれが見るにつれてその肉体がまばゆい緑に脈打つ――店主はうなずいて、重く白い液体で満杯の、高さ60センチほどのびんを取り出した――助手は小さな曲がったナイフで封筒を開いて、膜をそのびんに落としこんだ――アリが見守る中、膜は日本の花のようによじれて、人間の頭がついた小さな緑のサンショウウオへと花開く――その生き物は黒い液体の目を数秒ほど開くと丸まって胎児的眠りに入り、びんの底に沈んだ――店主はびんを布でふたして暗い棚に載せた――にっこりしてカウンター上に地図を描く――店を出発点に、点線が運河網に続き、揚水所、オルガズム中のペニス二つ、眠りで閉じた目五つ――そして点線は店に戻ってきた――
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