「ニッポンの演劇」セカンド・シーズンの第一回目は、地点主宰、演出家の三浦基さんをお迎えします。
京都・北白川のアトリエ兼小劇場アンダースローをベースに、大小さまざまな規模で年間何本ものレパートリー/新作をエネルギッシュに上演しつつ国際的な活動をも展開する劇団、地点。その存在感は現在の演劇シーンにおいて明らかに際立っています。
今回は近年の傑作の数々を例に挙げながら、三浦基独特のユニークな創作・演出法と、理論とメソッドの歴史をアクチュアルに更新する演劇論、そしてスペース運営や雑誌「地下室」発行などを含む劇団としてのアティチュードの核心に迫ります。(佐々木敦)
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「ニッポンの演劇」は、「日本・現代・演劇」のカッティング・エッジを解剖するシリーズ・イベント。
ふと気がついてみれば、70年代からテン年代まで、長い年月の間に登場した演劇人たちが群雄割拠状態でしのぎを削っているかに見える日本演劇シーン。それはまた、さまざまな形で海の向こうの舞台芸術の世界とも結び付きつつあります。ニッポンの演劇の独自性はどこにあるのか。その可能性と抱える問題はいかなるものなのか。毎回、最前線を牽引するキーパーソンをお迎えして、じっくりとお話を伺い、ディスカッションしていきます。
現代演劇の到達地点 - ゲンロンカフェ
http://genron-cafe.jp/event/20170808/