いつの間にかシリーズ化した「いま、日本現代美術に何が起こっているのか」。
今回は美術家の田中功起さんと梅津庸一さんをお招きします。
ナンバリングが「2.5」となっているのは、加治屋健司さんと新藤淳さんをお招きした前回との連続性を意識しているからです。
前回は主に、国外の言説を参照しながら、日本現代美術の現状、そしてこれからの展望について議論を展開しました。
前回が「理論編」だとすれば、今回は「実践編」と言うべきでしょうか。
近年では国内よりも国外で目覚ましい活躍をされている田中さん。
一方、郊外を拠点に、意図的にドメスティックな文脈をまとわせながら「パープルーム」というコレクティブ活動を展開する梅津さん。
それぞれ、まったく異なる立場で活躍するプレイヤーとともに、日本現代美術の現状と可能性を論じてゆきたいと思います。
また、田中さんと梅津さんはそれぞれ、この春で第四期をむかえる「ゲンロン カオス*ラウンジ新芸術校」のゲスト講師でもあります。
新芸術校の活動に興味がある方、第四期の受講を考えている方にとっても、必見のイベントとなるはずです。
(黒瀬陽平)
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これからの日本現代美術について多種多様な視点から考察していく「いま、日本現代美術に何が起こっているのか」シリーズ。
昨年11月に行われた前回の第2弾は「『震災後』と『ポスト真実』の時代のアート」と題し、2010年代の日本現代美術を総括する4時間超えの大ボリュームのイベントとなりました。
今回は、ゲンロンカフェには3年ぶりにご登壇をいただくアーティストの田中功起さん、私塾「パープルーム予備校」を運営する美術家の梅津庸一さん、カオス*ラウンジの黒瀬陽平さんをお迎えし、日本の新しい現代美術について濃密な鼎談を行います!
いま、日本現代美術に何が起こっているのか #2.5 - ゲンロンカフェ
http://genron-cafe.jp/event/20180126/