5月26日(金)に全国公開、早くも衝撃の内容に話題沸騰、大ヒット上映中の映画『美しい星』。三島由紀夫の異色のSF小説を、『桐島、部活やめるってよ』『紙の月』の吉田大八監督が映画化! 現代に蘇る三島由紀夫的世界、現代人の覚醒をめぐり、映画のみならず舞台でも活動の場を広げる吉田監督の世界に、精神科医の斎藤環氏と批評家の佐々木敦氏が迫ります!
イベント後半には、会場からのご質問も受け付けます! ぜひご参加ください。
吉田大八監督は、舞台を現代に移し替えて大幅な脚色を施し、 おそらく三島が想定していたであろう「芸術上の観念」に忠実な映画化をなし遂げた。 早くも2017年を代表するような傑作の誕生である。
斎藤環(精神科医)
三島由紀夫は腹を切らずにまだ生きてたら現在92歳なのだが、この映画を観たら何と言うだろうか。彼はこのおそろしくアクチュアルなアダプテーションを言葉を尽くして絶賛したに違いない。三島が原作に封じ込めた強烈な風刺と一筋縄でいかないアイロニーが、半世紀以上を経て、忘れかけてた時限爆弾のように妖しく鮮やかに爆発する。 観客はシャカイに馴致されたヤワな精神を吹っ飛ばされるだろう。
佐々木敦(批評家)
三島由紀夫と宇宙人?– ゲンロンカフェ
http://genron-cafe.jp/event/20170612/