「人文学の危機」が話題になった2015年。この年は、関連する研究者たちによって人文系諸学の重要性がいつになく強く喧伝された年でもあった。
たしかに、人文的思考の重要性を擁護することは正しい。しかし他方で、それが今後の社会において実際にどのようなかたちをとるのかについては、十分に議論がなされていないように思われる。
今回のトークイベントでは、『現代思想』2016年1月号に掲載された東浩紀「人文学と反復不可能性」を出発点として、〈ポスト・ヒューマニティーズ〉の時代における文化と学問の諸相について、歴史を踏まえながら、その行く末を大胆に予想する。(吉川浩満+山本貴光)
★キーワード
・人文学、文献学
・サイエンス&アート(学・術)
・学術史
・百学連環
・アンチノミー
・理系と文系、二つの文化
・神経文学、神経歴史学
・AI
・データサイエンス
・情報環境
・デザイン etc.
人文学は本当に危機なのか?– ゲンロンカフェ
http://genron-cafe.jp/event/20160302/