【収録時のイベント概要】
昨年9月。
株式会社ゲンロンは、ゲンロン代表であり思想家の東浩紀を発起人とし、「福島第一原発観光地化計画」を立ち上げました。
これは、除染が進んだ前提での25年後の福島第一原発とその周辺を事故の風化防止、後世への記憶の継承を目的に「観光地化」できないか。その可能性について検討しようというものです。
「今回ゲストとしてお招きした『実話ナックルズ』元編集長、久田将義氏は、本計画に当初から強く反対し続けてきた1人でした。去年、1Fの若き作業員達を取材した『原発アウトロー青春白書』を著したことでも知られています。」
「福島第一原発観光地化計画」はインテリ達の机上の空論。地元の方々の感情を無視した言葉遊びに過ぎない。
そう主張する久田氏に先日、ゲンロンより一冊の本をお送りしました。
『チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド 思想地図β vol.4-1』
原発事故後、博物館を建立し、世界からの観光客を迎え入れる様になったチェルノブイリを、今年5月、東らが取材し、その内容についてまとめたものです。
この本を読んでいただいた上で、あらためて、福島第一原発観光地化計画について、思うところをお話していただけませんか?
このたび、こんなゲンロンからの提案を快諾してくださった久田氏を迎え、福島第一原発観光地化計画メンバーでもあるジャーナリスト・津田大介氏と、東浩紀の3人で、緊急鼎談を開催することとなりました。
チェルノブイリからの学びを機に、これまで決して交わらなかった両者の思いは、ついに交差するのか。それともやはり、平行線のままなのか。
徹底討論!福島第一原発観光地化計画は「正しい」のか?
福島の未来、日本の未来のために今、私たちは何をするべきなのか。ぜひ一緒に考えましょう。
皆さんのご来場をお待ちしています。
徹底討論!福島第一原発観光地化計画は『正しい』のか?– ゲンロンカフェ
http://genron-cafe.jp/event/20130802/