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手話なんて言葉なんだ。こんなの誰でもできるようになる!!主ほぼ不在

(37分)

ryuzaki&yunafund
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手話というものは世界中にある。アメリカであればアメリカの手話があり、韓国は韓国の手話、そして日本にも日本の手話がある。 ここまでは普通の言語と変わらない…のだが、日本の手話は少なくとも2種類のものがある。(もちろん方言とかではなくて) A日本手話 と B日本語対応手話 である。どう違うのか。説明する。 Aの日本手話は一言でいえば、「日本語とは異なる、一つの独立した言語」であるといえる。 私は言語学には疎いので言語の定義もよくわからないが、重要なのは独自の文法を持っているということだろう。 手話の文法の具体的な説明は難しいが、まぁ英語に似ていると思う。 日本語の「私は  手話を 勉強 しています」という文を無理やり日本手話にしてみると、「私 勉強 している なに? 手話 です」とかそんな感じ。 実際にはこれを踏まえてこまかい表情や首の動き、眉の動きなんかも文法の一要素としてあるようで、日本語をしゃべる人間にとってはややこしいし難しいしわかりにくい。 手話言語学とか文化人類学とかで研究されているので、興味のある方はそこらへんの本でも読んでみるといいかもしれない。 とにかく、日本手話というのは聾者と呼ばれる人が使う独立した言語なのだ。日本語とは違う言語。これが重要。テストに出るぞーレベル。 そして、Bの日本対応手話はどうか。「日本語の文法に手話の単語をあてはめただけのもの」とでもいえばいいだろうか。 こちらは日本語でしゃべるのに合わせて手話の単語を出せばいいので簡単に習得できる。 日本語で「私は 手話を 勉強 しています」と口で言うときにそれぞれの単語のところでその手話をだせばおしまい。表情や首の動きもいらない。楽ちん。 この手話は日本語の文法ありきのものであって、独自の文法を持たない。言語学をよく知らなくても、それでは独立した一つの言語ではないということはなんとなくわかるだろう。
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