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【2014/3/21収録】五十嵐太郎×東浩紀 司会=藤村龍至「アートから建築へ、そしてツーリズムへ―揺れる大地とゾーンへの旅」@taroigarashi @hazuma @ryuji_fujimura

CH有料
(3時間19分)

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2013年のあいちトリエンナーレのテーマは「揺れる大地——われわれはどこに立っているのか:場所・記憶・復活」。東日本大震災を強く意識したテーマ設定が話題を呼んだ。3.11後のアートを、現代美術のみならず、建築、パフォーミングアーツを含めてひとつのフェスティバルとしてまとめあげ、日本全国・そして世界から観客を動員する大規模な試み。芸術監督を務めた五十嵐太郎は、これまでもヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展などでキュレーターとして活躍しているものの、本業は建築史家。東北大学に研究室をもち、震災直後からは積極的に被災地を取材、復興の可能性について重要なレポートを行なってきた。『福島第一原発観光地化計画』(https://shop.genron.co.jp/products/detail.php?product_id=167)にも、五十嵐監修の復興計画資料集が掲載されている。

最近の著書『被災地を歩きながら考えたこと』(http://amzn.to/1pwBQOv)では、記憶の蓄積と継承の問題に触れ、復興のなかで震災遺構を残すことの必要性を説いている。日本では短期的なスパンで大きな地震があるため地震対策はそれなりに機能していたが、津波対策は不十分、まして原子力事故に関しては人類はほとんど知見を持っていない。では、東日本大震災と原発事故の教訓を残すため、アートと建築になにができるのか。

そしてまた『被災地から考えたこと』は旅の本でもある。同書に収録された五十嵐自身の撮影による被災地の光景は、ときに崇高であり、読者の心に訴えかける。被災地へ行くとはそもそもどういうことなのか。

あいちトリエンナーレと『福島第一原発観光地化計画』は、「被災地に行くこと」は、日本の美術と建築をどう変えるのか。五十嵐太郎と東浩紀が、建築家・藤村龍至の司会により徹底討論。

アートから建築へ、そしてツーリズムへ | ゲンロンカフェ
http://genron-cafe.jp/event/20140321/
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