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【2015/9/25放送】山本卓卓×黒瀬陽平×さやわか「演劇は〈現代の寓話〉を語れるか──範宙遊泳のフィクションと身体」 @suguru_2 @kaichoo @someru

CH有料
(3時間01分)

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現代若手演劇界をリードする演劇集団「範宙遊泳」。主宰の劇作家・演出家の山本卓卓氏をお迎えし、美術批評の黒瀬陽平さんと現代文化批評のさやわかさんとともに、現代演劇の可能性について熱く語り合うトークイベントです。



演劇を始めた頃お客さんに散々言われた「変な話だね」であるにもかかわらずフィクションには拘ってきました。それは無視される透明人間の悲しみを描く話であったり、テレビのリモコンを探す旅に出る話であったりしました。こうした「変な話」を諦めることなく希求し続けた結果今日の範宙遊泳があります。演劇は制約の多い芸術ですが、かように変で自由でいられる、それをうるさく言っていくのも僕の役目だとうっすら考えています。(山本卓卓)

範宙遊泳の『うまれてないからまだしねない』を見たとき、この若い演劇集団が「現代の寓話」語ろうとしていることに、大変な衝撃と刺激を受けた。
震災後の世界において「現代の寓話」はどのようなものであり得るか、という問いについて、さやわかさんと山本くんと、あらためてじっくり話してみたいと思います。(黒瀬陽平)

範宙遊泳に対する「2.5次元」みたいな評価は、なんとなく流行りの言葉を使って雑に賛辞するクソダサい姿勢にしか見えない。彼らが一体何をやっているのかについて、演劇の側が十全に受け取れていないのではないか。ならばそれは何なのか。そういう話が 批評の側からできたらいいなと思います。(さやわか)
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