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【2014/7/13収録】大山慶 × 土居伸彰 司会=梅沢和木「世界をつなぐ短編アニメーション——独立系作家集団CALFのプライベートかつパブリックな活動」

CH有料
(3時間10分)

ゲンロン完全中継チャンネル提供:合同会社ゲンロンカフェ

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当日のレジュメはこちらからダウンロードいただけます→http://genron.co.jp/download/20140713_CALF.pdf 

インディペンデント・レーベルCALFは、2010年に若手の短編アニメーション作家3人(大山慶、和田淳、水江未来)と研究者(土居伸彰)で結成された。当初、日本のインディペンデント・アニメーション作家のDVDをリリースし、日本のみならず世界へと流通させていくことを目的としていたCALFは、その実践を重ねるなかで形態を変えながら、2014年現在、活動の幅を広げつつある。その活動の根本にあるのは、1960年の久里洋二、柳原良平、真鍋博による「アニメーション三人の会」結成以降、前衛美術やインディペンデント映画などの近接する分野と、時代によってさまざまなかたちで絡みながら着々と引き継がれてきた日本における個人制作/インディペンデント・アニメーションの歴史の継続と拡大である。

CALFがサポートするアニメーションは、個人スタジオで誰の依頼でもなく自主的に作られてきたものだったり、国営スタジオの庇護のもと作られていたり、言うなればポピュラー・カルチャーの一部では「なかった」アニメーションである。かと言って現代美術の文脈にも包摂されなかった短編アニメーションの立ち位置は、なんとも微妙である。とはいえ、インターネットの隆盛によりアニメーションをめぐる環境が変化し、「メディア芸術」などをキーワードとした宣伝・配給のシステムが機能し始めた現在、むしろさまざまな文脈との接合の可能性があるはずだ。

こうした背景があるなか、CALFはどのように日本の短編アニメーションを世界に発信し、逆に海外の最新の成果を日本に紹介しようとしてきたのか。そもそも短編アニメーションとは何で、その可能性はどこにあるのか。日本の短編アニメーションの力とはどういったものなのか。
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