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【2014/10/24収録】【福島はいま #3】奥本英樹×西田亮介「南相馬サーフツーリズムの可能性――福島はいま #3」 @Ryosuke_Nishida

CH有料
(4時間07分)

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震災から3年が経過して、福島の問題に直接関心を持ちにくくなっている。
しかし、今、改めて、ミクロの視点から、丁寧に見つめなおしてみると、これまで知らなかった福島の姿が浮かび上がってくることもまた事実である。震災前の福島の、あまり知られていない側面として、「サーフィンのまち」としての顔がある。
日本で、サーフィンというと、湘南か千葉、少し詳しい人だと、宮崎や新島を挙げるのではないか。

福島にも、かつて、世界大会が開催され、日本のプロツアーも開催されるほどの
クオリティの波があったことはあまり知られていない。その波を求めて、都会から波を目当てに訪れる人たちがいて、
サーフショップがあり、地域経済圏の一翼を担っていた。
当時の福島におけるサーフィンには、地域資源としての実態があった。
そこで、行政を巻き込みながら、「サーフツーリズム」が構想されていた。
しかし、震災が全てを変えてしまった。現状、福島の海でのサーフィンは「自粛」が要請されている。

サーフィンは、文化であり、スポーツである。
よくいえば、その両方の長所を兼ね備えている。
しかし、サーフィンは、日本社会において、メジャーで、マイナーな存在でもある。
サーフブランドのロゴマークは、アパレルや日用品のなかで
日常的に見かけるが、その実態や歴史についてはほとんど知られていないという意味においてである。

サーフィンと福島は、どのように結びつくことができるのだろうか。
あるいは、福島の復興に貢献できる可能性があるのだろうか。
今あらためて、福島とサーフィンの関係について、紐解いてみたい。(西田亮介)
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