※開演時間は、実際の会見スケジュールによって変更の可能性があります。
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東京電力による記者会見の模様を、終了まで生中継いたします。
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【東京電力からの連絡】
福島第一原子力発電所3号機使用済燃料プール代替冷却システムの停止について
○本日4月5日午後2時27分頃、電源関係の動力盤故障警報が発生し、
3号機使用済燃料プール代替冷却システムが停止していることを確認しました。
○停止している3号機使用済燃料プール代替冷却システムについては、
本日(4月5日)中に、復旧する見込みです。
○現場において、代替冷却システムの停止状態を確認したところ、
漏えい等の異常は確認されませんでした。
○原因については、当該動力盤の小動物侵入防止対策工事(侵入防止網の設置)
を行っていたことから、工事中に地絡を起こした可能性が高いと思われます。
詳細については、引き続き、調査してまいります。
○本日午後3時50分から午後4時にかけて、影響を受けた電源設備の絶縁抵抗
測定を実施し、異常のないことを確認したことから、午後4時16分に運転再
開に向けた操作を開始いたしました。
○なお、本日(4月5日)午後2時時点の3号機使用済燃料プールの
水温は15.1℃であり、使用済燃料プール水の温度が保安規定上の
管理温度の上限である65℃に達するまで、約2週間と予測しています。
※温度上昇率は、4月5日時点で約0.145℃/h(参考値)と評価。
○3号機使用済燃料プール代替冷却システムについては、午後4時16分に運転
再開に向けた操作を開始しておりましたが、午後4時55分に当該冷却系の二
次系を、午後5時に当該冷却系の二次系エアーフィンクーラをそれぞれ起動
しました。その後、午後5時20分に当該冷却系の一次系を起動し、当該冷却
系の運転を再開しました。
○運転再開後の運転状態は異常ありません。
○現時点で、モニタリングポストの値に変動はございません。
○本件について新たな状況が判明次第、お知らせ致します。
多核種除去設備の一時停止について
○平成25年4月4日午前5時23分頃、汚染水処理設備にて処理していた廃液を
用いた試験(ホット試験)を開始していた多核種除去設備(ALPS)が、
誤操作により停止しました。
○停止後の現場確認を行いましたが、異常がないことから同日午前6時33分に、
系統の残水処理を開始しました。
○多核種除去設備は誤操作により停止したことから、系統の残水処理を行って
おりますが、同日午後6時54分に終了しました。
○多核種除去設備の誤操作による停止について、原因調査と再発防止対策を以
下のとおり取りまとめ、再発防止対策の実施が完了し、準備が整い次第、運
転を再開する予定です。
【原因調査】
・多核種除去設備操作は、タッチペンによる操作画面タッチで行っていたが、
タッチペン先が太いことから隣ボタン(操作画面切替ボタン)をタッチして
しまった。
・さらに、操作画面切り替わりにはタイムラグがあり、連続してタッチ操作し
ていたことから、切り替わり後画面の運転スイッチにタッチしてしまい、多
核種除去設備を停止させてしまった。
【再発防止対策】
・タッチペンによる画面タッチを中止し、マウスによる操作とする。
・不用意な連続クリック防止のため、「操作の際は操作毎に確実に確認」を周
知徹底する。
・操作盤付近に、上記対策の注意喚起札を表示する。
・単独操作を防止するため、データ採取の画面操作も2名1組で実施するとと
もに、指導責任者を明確化する。
○また、今後さらなる対策として、機器操作に関わるスイッチ動作のソフト改造
(操作をシングルアクションからダブルアクションに変更)を実施します。
○準備が整ったことから、本日午後7時18分に多核種除去設備の運転を再開い
たしました。
○再開後の運転状態に異常ありません。
ほう酸水注入設備タンクヒータのケーブル変色および端子台の焦げ跡確認について
○平成25年4月5日午後0時55分頃、ほう酸水注入設備タンクAのNo.2ヒー
タのケーブルの変色および端子台の焦げ跡を、No.1ヒータ点検を行ってい
た当社社員が発見しました。
○ほう酸水タンクAのNo.2ヒータケーブル変色および端子台焦げ跡について、
同日午後1時45分にNo.1ヒータに切り替え、ほう酸水タンクAのほう酸水
温度制御を再開しました。No.1ヒータの運転状態に異常はありません。
○現在のほう酸水温度は、No.1ヒータの動作確認(通電確認)により、温度
制御停止前の約15℃から約18℃に上昇しており、運転上の制限値(ほう酸水溶
解度に対するほう酸水温度)約4℃に対し十分余裕があります。
○ほう酸水温度の監視強化は、ほう酸水温度が安定していることから、解除して
おります。
○消防による確認の結果、同日午後3時30分、火災ではないと判断されました。
※ほう酸水注入設備
ほう酸は中性子を吸収する能力を持っており、原子炉圧力容器内あるいは原子炉格
納容器内に存在する燃料デブリが再臨界または再臨界の可能性がある場合に、未臨
界にする、または再臨界を防止するために注入する設備。溶けているほう酸が析出
しないようヒータで温めている。なお、万が一の場合に備えて待機している設備で、
通常原子炉冷却に使用している設備ではない。ほう酸水注入設備タンクは、高台炉
注水ポンプ脇に2基設置している。
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