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寒くてローソン行けない・・・・俺の部屋には暖房無い

(30分)

青木やっちゃん
    ぼくは二酸化炭素だったのを忘れずに。ここにあるのは録音だけ――それも別の国の。「昔の名前で暴動ノイズを出すの?」「マーチンさんわたしは生き延びました」(微笑)「よろしい若き地方出身者よ、確かにわれわれは時間をかけた……人間の声が今じゃわたしの仕事を乗っ取る……案内してやろう異人の暗室……かれらの神が薄れ……出発したファイル……マーフィー夫人の下宿屋住所を残さなかった……覚えてるかそれが『三階』と呼ばれてたのを? こないだのフライトできみは手紙をよこした……ノースビーチにアザラシ……光が点滅……クラーク通り……神父が黒い空をバックに……岩がまさにこのビーチのここに集まる……アリがそこで、手をあげ……薄暗い場末の遠くの通り……灰が水の上……最後の手……最後の人声……空のパイロットヘクター・クラーク最後の儀式……かれが運ぶは決して戻らなかった男……このカチカチ骨は生かしましょうか?? わたしの宿主は長いこと異端審問にかけられて……」すべての通りに安堵はない――おれが恐怖を見せてやろう、壁や窓、人々や空に―― Wo weilstdu? (きみはどこに滞在してるの?)――急いでくださいその口座を――きみの隣を歩く三人目は空虚――薄い山の空気があちこちと窓の外――清潔なシャツを着て夕暮れが狭い通りをぬけ――ぼくのスペイン臭が空き地から――ブランデーきっちり――四月の風が回転唇とズボン――夕食後の眠り夢見る雨――兵士は何の保護も与えない――死太陽の戦争は片手一杯の空――やせて弱々しい目立たず震い西部劇映画の霧曰く:「手を埋めな、マーチン」「無理だ、息子よ――何年も前そのイメージ――ぼくは二酸化炭素だったのを忘れずに――肥がわれわれを目覚めさせて溺れるぼくら――あせた映画に空気穴――煙るシャッターの下りた部屋の果て――壁なし――どこでも探して――よくない――ゼロを引き延ばす生者も死者も――雨に五――若い髪も――急いでウィリアムだ――おれが恐怖を見せてやろう、冷たい春の墓地に―― Kind,wo weilst du?(坊や、きみはどこに滞在してるの?)」
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