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ベーシックインカム実現を探る歌 作詞作曲 青木やっちゃん(無論27歳仮性包茎) 30分

(30分)

青木やっちゃん
    「真実などない――すべてが許されている――」ハッサン・イ・サッバー最後ことば 小僧はセックス映画でみじろぎして人民都市は広大なオルガズムに脈打ち、だれもどこまで映画 でそこまでそうでないのかわからなくなり、いろんな性行為をあらゆる街角で行なった―― かれは日没や雲や空の映画を撮り水との映画を撮り広大な反射スクリーンに色を投影して青空 赤い太陽緑の草を集中し、都市は光の中にディゾルブして人々はお互いを通り抜けて歩く――ハッ サン・イ・サッバーのことばが通ったところにあるのは色と音楽と沈黙だけ―― 「地球の委員会にシンジケートに政府ども、払うんだ――おまえたちの盗んだ色を払い戻せ―― 赤を払え――おまえらのウソつき旗やコカコーラの看板用に盗んだ赤を払え――その赤をちんぽ こと血と太陽に払い戻せ―― 青を払え――おまえらが盗んでびん詰めしてヤクの点滴器に入れて施してまわった青を払い戻せ ――警察の制服用に盗んだ青を払い戻せ――その青を地球の海と空と目に払い戻せ―― 緑を払え――札ビラ用に盗んだ緑を払い戻せ――それと植物人間をしぼりあげる死手よ、あん たは地球の人々を売り渡して自分だけ女装して最初の救命ボートに乗り込むためのグリーン協定用 に盗んだ緑を払い戻すんだ――その緑を花谷ジャングルの川や空に払い戻せ―― 地球の委員会にシンジケートに政府ども、おまえたちの盗んだ色を払い戻せ――ハッサン・イ・ サッバーに色を払い戻せ――」
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