突っ込みどころ満載!!
Z級映画特集 巨大生物&変なモンスター13DAYS!!映画「シャークトパス」人喰いザメ×巨大ダコ
アメリカ海軍、極秘の合体生物兵器が、今、放たれる!!●Z級映画評論家 中野ダンキチのコメント(※プロフィールはページ下へ)「シャークトパス」って何だ?
実はこれ、シャーク+オクトパスの造語。
名が体を表してまして、上半身はサメで下半身がタコの、なんともまあ不思議な合体生物。
そんなシャークトパスが全編に渡って人間を襲いまくるのがこの作品。
いや~、”オクトシャーク”じゃなくて良かった。
逆だったら怖くもなんともない姿。本当に良かった。
サンタモニカのビーチで楽しく遊ぶ水着ギャルを皮切りに、8本の手(足?)をウネウネしながら次々と襲ってきちゃいます。
しかも海の中だけじゃなく、陸地にもガンガンと上がってくるサービスっぷり。
そんなおバカな設定ばかりにうっかり目がいってしまいますが、
キャストには「エクスペンダブルズ」、「ダークナイト」などのエリック・ロバーツが出演しているのは、映画ファンにはうれしいところ。
B級映画の帝王と呼ばれるロジャー・コーマン製作の、
タイトルを知っただけで誰かに伝えたくなるエンターテインメント作品です。
●要注意ツッコミ増量時間帯29分頃 腕に彫られた『復活』文字のタトゥー
31分頃 シャークトパスの全貌が明らかに…
※これ以降、頻繁に出てくるシャークトパスの姿はどれも注目。
86分頃 水から上がってきたんだから返り血は流せよ…。
●STAFF&CAST監督:デクラン・オブライエン(『クライモリ・デッドリターン』)
主演:ケレム・バーシン
サラ・マラクル・レーン(『沈黙の聖戦』)
エリック・ロバーツ(『エクスペンダブルズ』『ダークナイト』)
●STORYサンタモニカ・ビーチ。ビキニ姿の美女たちが今日も海で戯れている。
そんな中、巨大なホオジロザメが海底深くからあらわれ一人の美女に狙いを定めた。
絶体絶命、誰もがそう思ったその時、謎の触角がいくつもあらわれ、
あっという間にホオジロザメを飲み込んでいった。
その生物は半身がタコ、半身がサメのようだが、何故か人間には襲いかからず、海中深く消えていった。
その頃、数マイル離れた水生生物研究室のモニターが、その様子を映し出していた。
その前にいたのは海軍服に身を包んだ男・コックスと研究所の責任者ネイサン(エリック・ロバーツ)だった・・・。
(C)2010 Rodeo Productions All Rights Reserved.
●Z級映画ってなんだ?(by中野ダンキチ)A級やB級ってのは聞いたことがあるけど、Z級って何?
そんな風に感じる方も多いでしょう。
元々映画界では、A級、B級というのは、予算を表す言葉として使われてきました。
しかし現在ではB級映画と表記していると、予算だけではなく、
ちょっと”ワケあり”だったりするときに用いられているようになってきています。
その流れを受けて、『Z級映画』といえば推して知るべし…。
『大いにワケあり』とお考えいただければと思います。
しかしそのZ級。もちろん定義も色々あるかと思います。
今回は私なりのZ級映画判断基準、思わず『ヒドい!』という言葉を
使いたくなってしまう作品をチョイスさせていただきました。
その中でも特集テーマは巨大生物&変なモンスターが登場する作品。
王道のカルト作品と呼ばれるものから、タイトルだけでも何コレ?
ってなってしまうものまで様々です。
眉間にシワを寄せて見れば「つまらん」なんて切り捨ててしまうかもしれない作品でも、
「ヒドイ」っていいながら笑ってしまえば話は別。
見方一つで楽しさは変わります。
また、その感覚は一緒にご覧になる人が多い中で共感できれば、さらに倍増します。
至極の13本。
どうぞご遠慮なく「ヒドい!」とツッコミ入れつつ、お楽しみ下さい。
普段は傍観者のアナタも、今回ばかりはどうぞご参加を!! ●中野ダンキチ「シベリア超特急」に魅せられ水野晴郎事務所入り、
以降最後のスタッフ兼出演者として活躍の後、Z級映画評論家として独立。
未公開映画・Z級映画作品を紹介することをライフワークとし、
各種マスコミ媒体への出演や映像製作、イベントなどを行う。
2006年より「ブラボー映画グランプリ」と称し、1年の総決算として独自見解の賞を選定している。
特に、”ヒドい”とする作品のチョイスと独自観点の作品の楽しみ方に定評がある。
現在放送中のFMヨコハマ「Unfactory」(毎週水曜 26:00~)では、
ラップで映画を紹介を行うなど、これまでにない映画の紹介方法にもチャレンジ中。
公式WEBサイト
http://eigax.com/