震災を経て、科学コミュニケーションを振り返る。
2010年創刊の新感覚言論誌『思想地図β』。
2011年9月に刊行されたvol.2「特集:震災以後」は、
発行5日目にして、発行部数2万7000部を達成。
次号『日本2.0--思想地図β vol.3』の期待も高まっています。
同誌編集長・東浩紀が、各界の著名人と対談し思想の未来を探る、
ニコニコ生放送とのコラボレーション番組『ニコ生思想地図』。
2012年3月号のゲストは、物理学者の
菊池誠氏と、生物学者の
八代嘉美氏です。
両氏は原発事故以来、それぞれ科学者の立場から積極的に情報発信してきました。
菊池氏はブログなどを通じ、原発事故を巡って流通するさまざまな情報を整理するとともに、政府や知識人の対応について独自の考察を加えています。
八代氏は『思想地図βvol.2』に論文
「私たちはどのような未来を選ぶのか」を執筆。
同論文では前述の菊池氏や、Twitterにおける現状分析と情報発信で注目を集めた物理学者の早野龍五氏などの実例にも言及し、震災以後の科学者の責務を問い直しています。
震災から1年が過ぎ、今もなお残る、放射線被曝の危険性を巡る感情的な対立は、
科学の知見が受容される回路の機能不全を明らかにしています。
科学はいかにしてその正当性を主張していくべきなのか、
そして私たちはどのような科学と生きるのか、この機会に、もう一度考察していきます。
【出演】
司会:東浩紀
1971年生まれ。作家、批評家。1999年、東京大学大学院総合文化研究科博士過程修了(学術博士)。2000年、サントリー学芸賞受賞。
2009年、三島由紀夫賞受賞。早稲田大学教授、東京工業大学特任教授、東京大学客員助教授、国際大学グローバルコミュニケーションセンター副所長など歴任。
若者世代に支持される新時代の批評家として注目を集める。2010年に合同会社コンテクチュアズを設立、『思想地図β』刊行を始める。
ゲスト:菊池誠
1958年生まれ。大阪大学サイバーメディアセンター大規模計算科学部門教授。研究テーマは学際計算統計物理学。著書に『科学と神秘のあいだ』(筑摩書房双書zero)など。フィリップ・K・ディック『ニックとグリマング』(筑摩書房)の翻訳なども手掛けている。
ゲスト:八代嘉美
1976年生まれ。東京女子医科大学先端生命医科学研究所特任講師。
東京大学大学院医学系研究科博士課程修了、博士(医学)。
慶應義塾大学医学部特任助教を経て、2011年より現職。専門は幹細胞生物学、再生医療の倫理・社会受容。著書に『iPS細胞:世紀の発見が医療を変える』(平凡社)等。
【特別告知】
『ニコ生思想地図』第1回~3回の放送内容が、
『別冊思想地図β震災を語る』として待望の書籍化。
第4回から6回を収録した『別冊思想地図βメディアを語る』も刊行目前でますます注目!
詳細は
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【ニコ論壇】
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そして、
東浩紀氏がニコニコ超会議
「ニコニコ言論コロシアム」に登場。
4月28日(土)・29日(日)は、ニコニコ超会議in幕張メッセへお越し下さい。
■前売りがお得!!チケット情報
ただいまニコニコ超会議入場チケット前売り券発売中!!