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三鷹・星と宇宙の日2017 講演会中継 【講演2】 宇宙から観る熱い太陽コロナの姿

CH
(1時間)

国立天文台チャンネル提供:大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 国立天文台
国立天文台 三鷹キャンパス特別公開
「三鷹・星と宇宙の日2017」 国立天文台講演会
の様子をネット配信いたします。

【講演2】宇宙から観る熱い太陽コロナの姿
14:30~15:30

鹿野 良平(国立天文台、総合研究大学院大学 准教授)

太陽の表面(光球)は6000度の温度を持ちますが、その上空には数百万度もの熱いプラズマで満たされたコロナが広がっています。その加熱メカニズムは、そこで起きる太陽フレアなどの発生メカニズムとともに太陽物理学積年の疑問です。これらを解明する鍵は磁場の振舞いだと考えられており、太陽観測衛星「ひので」では、紫外線やX線による上空の高温プラズマの観測とともに、光球での精密な磁場計測を行って研究されています。一方で「ひので」は、光球とコロナの間にある彩層が、ジェットや波動などで満たされた活動的な領域であることも明らかにしました。これは、太陽大気全体の活動を理解するには、彩層の理解が重要なことを物語っており、NASAのIRIS衛星による温度や運動の観測や、太陽観測ロケット実験CLASPによる彩層・遷移層の磁場観測手法の開拓など新たな取組みも進められています。これら、宇宙から観たさまざまな太陽の姿とそれによる研究について紹介します。

※この配信は、予告なく中止・中断、または内容を変更する場合がございます。あらかじめご了承ください。

配信業務担当:
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